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羽織りを身に付け、深呼吸をした。
鎹鴉の話によれば応援を呼ぶほどの危険な任務らしい。
あの時の鬼の話が頭を過った。

「稀血のお前は狙われやすい」

どこまでいってもそれは変えられない現実だ
なら私がすることは命をかけてみんなを守ることだ
この命尽きようと私は仲間を守ってみせる
その思いを胸に誓い、私は3人の元へと向かった。
門の前に行けば既に集まっている

『ごめんね、待った?』

「いや、大丈夫だ。俺達も今来たとこだよ」

ニコリと微笑み話してくれる炭治郎
後ろに振り返れば見送りの為に世話人であった老女が立っていた。

「では、行きます。お世話になりました」

『本当にありがとうございました』

炭治郎に続き、感謝の言葉を述べた

「それでは切り火を……」

そう言い、木に石を打ち付ければその音に何故かブチ切れる伊之助

『何で怒ってるの!?』

「バカじゃないの?!切り火だよ!お清めしてくれてるの!危険な仕事に行くから!!」

私と炭治郎が伊之助を取り押さえ、善逸は伊之助と世話人の間に入り込み、彼は彼で怒っている。
何とか取り抑えれば世話人は口を開いた

「どのような時でも誇り高く生きて下さいませ。ご武運を……。」

その言葉を胸に私達は前を向き、走り始めた。

「なあ、あのばばあが言っていた誇り高くって何なんだ?ご武運ってどういうことだ?」

『うーん、そう言われると難しいなあ……』

「そうだなあ、誰から見られても恥ずかしくない立ち振る舞いで、あの人は俺達の無事を祈っていたんだよ」

「誰から見られても恥ずかしくなあ立ち振る舞いってどんなんだ?何で他人であるあのばばあが俺らの無事を祈るんだよ」

炭治郎の答えに納得がいかないのか更に質問攻めの伊之助にとうとう炭治郎は走るペースを上げ、その場から逃げようとする

「なあ、なまえ、どういう意味なんだ?」

そうなればもちろん隣にいる私に質問がくるわけで、後ろから逃げやがって!と恨めしく炭治郎の背中を睨んだ

『誰から見られても恥ずかしくない立ち振る舞いって言うのは……誰かの為に一生懸命に立ち向かうってことじゃないかな、』

『あと、あの人が私達の無事を祈ってくれたのは理由なんてないよ。ただ大切だから生きていてほしいんだよ』

そう伝えれば

「そういうものなのか?」

だなんて言うからそういうものだよ。とだけ伝え、私も走るペースを上げた

「まっ、待ってよおおお!俺を置いていかないでくれよおおお!」

後ろから必死に追いかけてくる善逸を1度ちらりと見れば目が合った。
その目はすぐに逸らし、更にペースを上げるのであった
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