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きっと大丈夫。私ならできる。
刀を握り、息を吸う
周りの温度が冷たくなったことを確認し、呟く

『氷の呼吸……伍ノ型――霧氷』

すると一面を覆う霧と細かな氷の粒子が私の姿をかき消す

「消えた……?!」

糸を様々な方向に飛ばすがそれはどこに当たることも無く当たりをさ迷っている

落ち着け、いける。隙を見つけたら飛び込む。
もう一度呼吸を整えた。
今だ!!!

『氷の呼吸……陸ノ型――氷華の舞』

言葉と共に鬼の首に刀を振り下ろす。

くるりと鬼の方へ振り返れば首に手を当てる鬼。

「き、切れてない?」

頸がまだ落ちていないことに安心したのかこちらを睨むがその束の間、鬼の頸から突き出すように咲いた華と共に落ちた

「な、な、いつの間に……どういうことぉ?!」

『刀を当てた時にあなたの首に氷の粒子を植え付けたのよ』

そう、私は首は確かに落としていないがその時に伍ノ型の技、氷華の種となる氷の粒子を植え付けた。そこからは突き出すように華が咲く。そしてその身は凍傷となり、使い物にならなくなるのだ。
これが私の技だ。
刀を鞘におさめ、鬼へと目を向ければその身はすでに灰となり消えていた

終わったと同時に身体から力が抜けた
良かった……上手くいった……
ただ技を乱用しすぎたせいで身体にかなり負担がかかっていたのか立つことすら辛い
こんなとこで休んでいる場合じゃないのに……
みんなと早く合流しなきゃいけない……
ぐぐっと足に力を入れ立ち上がろうとすれば目の前を覆う黒い影

目を向ければ木から垂れ下がる大きな人面蜘蛛がいた。

「お前の命預からせてもらうぜ」

『……っ!?』

誰と言葉は続かなかった。
私の目の前は一瞬にして暗くなった

「こいつぁ、稀血の中でも希少と言われている血を持つ女じゃねえかあ、こりゃ、父さんも喜ぶだろうな」

そこに響くのは人面蜘蛛の不気味な笑い声だけである
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