3話
とにかく、みょうじなまえの性格は一言で言えば他人行儀
「あら十代、他人行儀なんて言葉を知ってたのね」
いつの間にか隣に来ていた明日香に貶されたような気がしつつ、再び言われた言葉に顔がひきつった
「十代、あなた他人行儀の意味知らないでしょ」
他人行儀って言うのはもとから親しい間柄の人がよそよそしくすることを言うのよ、と額を押さえため息をつく明日香に思わず、あ…と声が漏れた
確かに俺と彼女は親しくない。…し、二、三言しか話をしてないこれでは流石に仲がいいとは言えなかった。
「あー…ま、気にすんなって」
ハハ!と明日香にため息をつかれたが気にせず笑い飛ばしそのままサボろうとしたが翔に引き摺られたため教室に向かう
「ちぇ、めんどくせーなあ」
紙とペンを持ち寝る気満々な十代。もう、と方をすくめた翔にハハ、ともう一度笑った
「あ、なまえちゃん」
ば!と後ろを向いていた十代は勢いよく振り返った。
「おはよう、みょうじさん」
明日香がなまえに挨拶をした。肩を叩かれたなまえはきょとんとした顔で明日香を見上げたあとおはよう、とはにかんだ。
「えっと、天上院さん」
「明日香でいいわよ」
「明日香、ちゃん」
「隣いい?」
空いている隣に手をつき笑いかけた。こくこく頷くなまえに口元を緩めた。
明日香の笑みをみて顔をカアアアアア!と赤面させたなまえ。美人さんだ…!とキラキラした目で見るなまえに苦笑い。後ろをチラリ、と見れば十代が固まっていた。
(あの、十代がねえ…)
(………笑った…!!)
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