9話
「ドロー運?」
「…………うん」
現在、明日香ちゃんから十代くんのドロー運はチート…?だから食べたいドローパンがあれば頼めばいい。と言われた。
「ドローパン引きにいきたいんだけど、そしたら明日香ちゃんが十代くんについてきて貰えって」
「…………ん、いいぜ」
よし、行くかっと先に歩きだした十代の後をぱたぱたと追い少し後ろに位置づける。私もだいぶ口下手だが彼もずいぶんだ。ちょっと怖い気がする。
「十代くん、ごめんねお昼の時間潰しちゃって…」
「別にいいって」
前を向いたまま答える十代に肩を落として着いていけば目の前に購買。あ、着いたんだ。人混みを掻き分けて進む十代を内心ハラハラと…見つめて帰って来るのを待った。
「お、みょうじじゃないか」
「…え?」
「俺だよ、三沢大地。歓迎会でいたんだぞ?」
「三沢くんだね、よろしく!三沢くんも購買なの?」
「こちらこそ。ああ、まあな…みょうじはー…」
三沢くんが言いかけたとき十代が帰ってきた。なにやらたくさん手に持っている。デジャブ。
「なまえ、1つで足りるのか?」
「うん、結構ボリュームあるし大丈夫だよ」
「んじゃ屋上行くかー」
「え、え?」
三沢くんいるんだけど友達じゃないの…?と目線だけ彼にやれば着いて来る気でどうやら日常茶飯事のようだった。
「こ、こんどデュエルしようね…!」
「…!ああ!」
三沢くんと友情が芽生えた気がした。
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