握られた手はそのままでガバッと起き上がる。窓を見ると反射で写る私。多分、4歳くらいの女の子。ママが、「立花もう起きたの?まだ寝てていいんだよ」って私に優しく言う。隣で寝てる刀也の様子を見る。私より少し小さくて、ずっとお気に入りの枕をぎゅっと抱きしめている。このころ、私たちの中で大きかったのは桜華だったなぁとぼんやりと思い出しては、懐かしいと思った。
「んぅ…りっか、もうおきたの…?まだねようよ…」
したったらずな刀也声。
「んー、わたしも、もうちょっとねる」
声にした私の声もしたったらずの柔らかな声だった。
刀也の手を握って向かい合って寝る
今じゃ考えられない。
目が覚めたら、刀也と桜華とお昼寝をしよう
そう決めて瞼を下ろした
2020/09/23