姉の話

「ね、リリちゃんはお姉ちゃんのことどう思ってる?」
お姉ちゃん、というのはむぎちゃんの姉の桜華ちゃんのことを言うのだろう。
「ん〜?うちの姉さんよりしっかりしてる人だなぁって感じかな」
「んー…それだけ?」
「それだけってなに?」
質問の意図がいまいちわからないのが気に食わないのかむぎちゃんはぷくっと頬を膨らませる。
「お姉ちゃんと刀也お兄ちゃんのこととか」
…恋愛ときたか。
キラキラとした瞳で私のことを見てきては、
リリちゃんはどう思う!?なんて聞いてくる。
ほのかちゃーん、妹さんにバレてますよー
なんて内心で思いながらも、私も気になっている。立花お姉ちゃんの挙動は不審だし、
お兄ちゃんは気が抜けているのか桜華ちゃんに対して甘いところがある。
でも、面白いから少しむぎちゃんをからかおう。
「でも、私桜華ちゃんは灰お兄ちゃんが好きだと思ってた」
「え!?そうなの!?」
「分からないけどね」
「え、え〜!?」
ベッドでゴロゴロして、うそうそうそ〜!?と悩んでいるむぎちゃん。
「あ、そういえばガクくんは、どうしてる?」
「お兄ちゃん?最近帰ってきてないかなぁ…あ、でも、立花ちゃんとお祭りいったみたいな話は聞いたかもお兄ちゃんもなかなかやるよねぇ」
楽しそうに話してくれるむぎちゃん。
お姉ちゃんは、天然タラシだから色んな人を魅了しては去っていく嵐のような酷い人だとおう。そんな所があの人らしいけど。
そんなことを考えていると、むぎちゃんは眠くなってきたのかぽやぽやしていた。
「むぎちゃん、寝ようか」
「うん…」
ふたりで一緒に。
「「おやすみ」」
恋愛話もいいけれど、ふたりの話ももっとしようね