何回やっても息子を庇って死ぬ
(逆行/ループ)

※ フリーゲーム「Ruina 廃都の物語」ネタバレを含みます。
ところで大変美味しく素敵なゲームなので皆さんやりましょうそうしましょう。TRPG、ゲームブック風のゲームです。カムールパパがパパーっ!
プレイするなら騎士→賢者→盗賊→神殿の順がお勧め。




カムール逆行&ループ。カムールパパの視点から、息子(娘)の宿命や遺跡の謎解きしていく感じのお話。

騎士男→騎士女→盗賊女→賢者男→神殿男
毎回どのルートでも息子を庇って死ぬ。養子にしてないルートでも息子(娘)扱いする気満々である。
なんでかむーるぱぱしんでしまうん。


――悪くない人生だった。
と、胸に深く突き刺さる剣に、命を失うことを悟りつつ思った。

息子に言葉を遺したかったが、吐いた血が邪魔して言葉にならない。まあ、いい。今更言葉にせずとも、今までの教えを継いで。息子は息子のやるべきことをするだろう。

走馬燈のように記憶が疾る。
アークフィアの河辺で、世界に祝福されるかのように動物達に囲まれていた息子を拾ったあの日。妻の腹の子が流れ、そう日の経っていない時のことだった。

血の繋がりはなかった。しかし、確実に、私達は家族で、彼は私の息子だった。

自然と、溢れてくるのは笑みだった。息子を庇って死ねるのならば、悔いはない。
目蓋が酷く重かった。熱が消えていく。痛みは、もう、分からない。

眠りにつくように、私は目を閉じる。
さて、妻の元へと向かうとしようか。


温かな光が、触れたような気がした。

瞬きをする。先程までの痛みも息苦しさも嘘のようだった。呼吸ができる。
――生きている。

どうやら、まだ妻に会うには早いらしい。

妻の命日、妻が亡くなってから十年目。息子が十二になる年に、私はいるらしかった。


この後息子が娘になってて驚きつつも娘可愛くて溺愛して、
そしたらまた前回みたいに遺跡が発見されて、近づいちゃダメって言っても娘はきかずに遺跡にgoして、悪い虫(アルソン)もついて気が気じゃない感じで、
騎士固有マップ戦場でテオル対策はしておいたけれども、バルスムスは止められなくて、また同じ場所で娘を庇って死ぬ。娘のためならやすいものよ!

次に目覚めた時、息子も娘もいなくて、
かなり良く似た子供が孤児としていて、陰ながら支えるような真似してあわよくば養子に、とか思ってたら、
自分はその孤児の養い親の仇ポジションで頭抱え。
暗殺しに来た孤児の誤解を解いて、ようやっと安心、と思ったところで隠れていたギュスタールにぐっさり刺される。
こんな場面で人生離脱は悔いありありだったけれど、誤解は解けたし、孤児がその場から逃げ出せたのを確認できてホッとして。ゼペックを黄泉路の共にすることを悪く思いつつ死ぬ。

テオルへの疑念度もりもり。
賢者の弟子がかつての娘のそっくりさんでハラハラ。
ここから、テオルに殺される状況を避けて、ようやく息子(娘)の負っている宿命とやらについて真実に近いことを知るように。デネロスにも話を聞いて古代知識を深める。
テオル対策はしていたが、神殿対策が不十分で、賢者の弟子(娘)を追う神殿兵から娘を庇って死亡。矢を受けてしまってな。

神殿ルートで、お祈り中アークフィアの声を聞けるように。息子そっくりさんの神殿寵児のために暗躍するカムールパパ。街の占領イベントは4回目とあって流石に慣れてる。とかなんとか
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