刀剣男士と心中シリーズ
※死ネタ・乗っ取り注意

呪具乗っ取り被害と相成った場合
・その一
元和気藹々本丸。今まで過ごした日々と絆があるだけに、切り掛かってくる刀剣男士達に審神者は心身ぼろぼろ。唯一の味方の初期刀にして近侍と「もう駄目っぽいね」「そうだね。……よく頑張ったね」「うん」心中。

審神者には、折れた刀が突き刺さっていた。
審神者は折れた刀を抱えて池に浮かんでいた。
審神者は、折れた刀を抱いて眠るように死んでいた。


・その二
審神者がドライで何でも一人で抱えてこなしてしまう・信頼関係築けてない本丸。呪具効果出てない刀剣も半数ほどいたが、皆審神者が殺されそうになっても傍観。

宗三「惨めですね」「貴方は最後まで僕達に助けてとは言いませんでしたね」
審神者(もっと、頼り頼られしてればよかったなあ。もう、手遅れだけど)
審神者「最期に、頼ってもいいだろうか」
初めて触れた、刀剣男士という存在は温かく、己と同じ血の通った生き物なのだなと、その時になってようやく理解した。
宗三「……遅すぎるんですよ」
審神者「それな」
僕がついていってあげます、感謝なさいとかなんとか言う宗三に、審神者は意外そうに目を開き、次いで笑った。
そんでもって心中。


・その三
本丸譲渡&縁切りの末、転送ゲートで戦場送り。ギリギリでゲートに飛び込んできたらしい誰かさんと一緒に、戦場で華々しく散る。

懐に入ってくる系短刀がこっそり懐に忍んでたとかだと生存フラグ。短刀って、基本的に守り刀なイメージがあるから、自害に使い辛い。
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