ぱっと思い浮かんだワンシーンとか
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敵になった女の子

できれば今日という日が一生来ないで欲しいと願わずにはいられなかった。至る所でけたたましい爆発音が轟き、大人から子供まで様々な悲鳴が飛び交う中を一目散に駆け抜ける。炎もちらつくこの騒動のその中心に、彼女は静かに立っていた。
(何度かそうじゃないかと思ったこともあった)
これは今まで目の前でちらついていた可能性を否定してきた罰なのだろうか。足音に気がついた彼女は微笑みを携えたままゆっくりと顔を上げ、俺を絶望に陥れる。
「やっと来てくれたんですね、相澤先輩」
その一言で全てを理解した。やはりこの事態を引き起こした原因は彼女。人に仇なす敵として通報されたのは、彼女なのだと。
どうして。家族を守るためにヒーローになるんだと、恥ずかしそうに笑っていたお前が。
「さあ、私を捕まえてみてください。先輩」
一体何がお前の心を蝕んだんだ。

2018/09/16 MHA
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