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antonym

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いつからかナイフのように握るアイスピックにモネは突き刺されていた。

何度も何度も、振り落ちた凶器。

肉をつんざく音が血飛沫と、悲鳴を伴って飛び出る。

「どうして捨てられるね?ワタシ なに悪いことした?」

「っフェ……いっ!」

馬乗りになった彼に、身動き取れず

滅多刺しだ。

片手は空いているというのに何も太刀打ち出来ずただ一方的で酷く、そしてモネは自分が不幸だと感じていた。
真っ二つに、砕けるまで打ち続けられるのだろうか。

“分かるでしょう?

人は氷じゃないってことぐらい“

この街は本当に静かだ。誰1人いやしない。

心では、何度も言っていたが声はとうに嗄れていたのだった。


磔刑にかせられた跡のような恰好でもう狂い踊ることもなく
男のシルエットはその背後の朝焼けによって映し出されるのだった。

(なんて、眩しくなんて禍々しいのだろう。この漆黒の太陽は、肉眼ではあまりに危険すぎる。

ああ、神。太陽は知らないのです。太陽は無知なのです。
どうか許してやってください。)




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