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blue*lagoon

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燃え尽きた後の闇は、静寂としている。息耐えて消沈したかのように音のない世界が、果てなく続いている。この夜に乗じずにいられない、悪人達はうずうずと蠢き始める。
私は人の後方について、頭上に点々と浮かぶ光の行方を追っていた。
そして、その光が導くパーティ会場の在処を探していた。
案内図の看板も視界の端にある。おそらく、私の進む方向にあることは確かであった。

美術館をそっくり使って、名画を鑑賞しながらビュッフェを楽しむことができる晩餐会。一般人も、多少高額な入場料を払えば呪文を唱えずとも扉は開く。
それを聞いて、私は足を運ばせてやってきた。
かぼちゃの馬車も無ければ、ブルーのドレスをまとっているわけでもないがそれなりには拵えて、下準備はばっちしだ。趣味の矢先でうっかり何かがあるかもしれない。
よく言えばシンプル、悪く言えばチープな無地のヴェルベットドレスを着て、音の立たない低めのヒールを履いていた。
その為、思ったよりも寒くなく、建物の前まで疲れずに済んだ。
厳かな形相で構えている門衛の間を通り、受け口へと向かう。
開け放たれた、入り口の中はもう人で溢れかえっている。
趣味の共有はいかんせん、ズレが生じる。酒の誘いはいいとしても、今宵は独りでひっそりと人混みに紛れていよう。私はそのまま、人混みの中へとダイブした。


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