とても短い話
1000文字に満たない話、ネタなどを置いています。
名前変換はありません。

幸せを、(と祈るだけならば)*李典
挙げるとすればいくつも出てくる。笑った顔、驚いた顔、好きなものを語る顔。どれも鮮やかで美しい。乱世を生き抜くには危なっかしい彼女には、一言程度がいいだろう。
「健やかで幸せになってくれよ」
俺の分まで。彼女にとって自分は何者でもない存在だが、祈るくらいはきっと許されるはずだ。
「140文字で書くお題ったー」様より引用
痴話喧嘩は他所でやれ*呂布
「だから!私は張遼殿のような方がいいのです!」
「では、あいつを負かせば俺の物となるわけだな」
「なりませんわよ、もう!だいたい貂蝉様が居るのに何故わたくしなどに……」
「そこで何故貂蝉が出てくる」
「……そういうところですわ」
「―――痴話喧嘩は余所で、余所でやってほしいのですが」
「140文字で書くお題ったー」様より引用
なんて身勝手な願い*馬岱
「俺が先に死んだら君も死んでほしいんだ」
「私が先に死にましたらあなたは生きてくださいな」
「酷いこと言うなあ」
「お互い様ですよ、旦那様」
にこにこと笑う君に肩が楽になる。君と居たい反面、君に生きてほしいと思う。
「難しいね、人を愛するのって」
「けれど素敵ですわ」
「140文字で書くお題ったー」様より引用
結婚しますと言ったら?
たまには余裕ぶってる彼を動揺させたい。そう思って嘘を吐く。上官だったりそうじゃなかったり。初キャラ多いです。
・荀攸
・賈詡
・郭嘉
・馬岱
・法正
・諸葛亮
・陸遜
・凌統
・魯粛
・司馬師
・賈充
ただし、ご注意を。*程普
程普様って素敵です、と言う私に彼は冷めた目を送る。
「ほんとにそう思ってますよ」
「おぬしは粉を撒く相手が多いゆえ」
「こう見えても好きな人には一途ですよ私!」
「―――ならば遠慮なく手を出してよいな?」
え、と振り返った矢先。後に続くはずだった言葉はどれも音にならなかった。
「140文字で書くお題ったー」様より引用
なんて言ったの?*郭嘉
今日の郭嘉殿はやたら機嫌がいい。そう思ったのは私だけじゃないらしい。
「なにかいいことあったんですか?」
けれども上手く聞き取れなかった。ちょいちょいと手招きされ耳を貸すと。
「きみが愛らしくてね」
揶揄されたと怒る私に、自身の鎖骨を指す。しばしの間の後、房を飛び出した。
「140文字で書くお題ったー」様より引用
図書室の猫*徐庶
書庫で彼女とよく会う。連日顔を合わせると関心が湧き、たまに彼女の動向を盗み見した。ある日のこと。いつものように書簡から視線を上げた時。
「そんなに気になるなら話しかければいいのに」
鈴のような声を転がし、猫のように笑う彼女の顔があった。見られていたのはこちらなんだと気づいた。
「140文字で書くお題ったー」様より引用
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