Long StoryShort StoryAnecdote

やけあと


2.歩夢


 木々の合間に小さな小屋を見つけた俺は、歩夢と中に入った。背中に凶器と偽った鍵を押しつけられてビビってるからだろう、歩夢はほとんど抵抗もせずにおとなしくしている。
 小屋の中は居住空間ではなかった。内鍵はなく、普段使われているかどうかも怪しい。落ち葉を掃くような箒だとかスコップ、薄汚れたタオルなどが置かれている……というより、落ちているような屋内だ。ほんの腰休めとばかり、長い青色のベンチがあったのでそこに歩夢を座らせると、俺はすぐさま歩夢のズボンと下着を剥いた。
「やっ、何……やだ、やめてっ」
「大丈夫、怖くない怖くない。おにーさんが歩夢も気持ち好くさせてあげるから」
 言いながら、俺の肩を掴んで押し返そうとする歩夢の股を強引に開かせると、可愛いチンポをぱくりと口に含んだ。
「やだぁっ! 変なことしないでぇ……っ!」
 歩夢は泣いて嫌がったが、俺の口の中でそれは着実に硬度を増していった。腿を撫でさすると、その肌の滑らかさにしみじみと感じ入る。まだこの子が生まれてきて時間が浅いのを感じる、キメの細かさ。よく日焼けした肌と対照的な真っ白な陰部は、いかにも神聖な感じがした。
 俺の髪を緩く引っ張りながらはぁはぁと息を荒くしていった歩夢が、俺の口の中で射精するまでにそう時間はかからなかった。まだほとんど女の子みたいな声なのに、一丁前に精子は出るんだとニンマリしつつ俺はゴクリと若い白濁を飲み込んだ。
「歩夢、もう射精はわかるだろ? お前、俺の口の中で出したってことは、チンポしゃぶられるの気持ち好かったってことだ。お前はこういうことされるのが好きなんだよ」
「ちが、ぃます……っ、」
 歩夢は自分の腕に顔を押しつけて涙を拭いながら、ヒクヒクとしゃくりあげた。
「まだわかんないならこれからじっくり教えてやるから。自分から腰振るまで付き合ってやるよ」
 俺は歩夢の身体をベンチに押し倒すと、シャツを胸が見えるまで捲り上げた。露出した乳首に顔を寄せ、舌で突つく。それからはむっ、と唇全体でむしゃぶりつきながら、指は歩夢の尻を探った。
「やだっ……、や、ぁ」
 歩夢はか細い声をあげながらもろくに抵抗しない。恐怖に顔を歪めながら、それと同時に困惑を浮かべている。きっと歩夢は、こういうのは女の子だけがされることだとでも思ってるんだろう。「なんで……」と呟いたのを拾って、俺は笑った。
「歩夢は男の子だけど、俺は男の子を犯すのが好きなの。男の子の小さい尻にチンポ突っ込んで、そこで気持ち好くなるのがね」
 説明してやっても、歩夢はまだ事態がわかっていないかのように緩く首を振っていた。
「なんで、ちが……ぼく、女の子じゃない、」
「どっちにしろチンポ突っ込んだらお前も売女みたいに腰捩りたくってよがるんだから黙ってろ」
 少し苛立って強く言い放つと、歩夢はビクンと身を竦ませて震えながらも俺の指を受け入れた。
「くぅ……ん、んぐっ……ぅ、」
 必死に唇を噛みながら、クスンクスンと鼻を鳴らす。歩夢の後孔は緊張して硬く閉じていたが、俺は何度か指に唾を吐きかけ濡らすと無理矢理抉じ開けていった。中指の根元までなんとか飲み込ませると、そこは熱く狭くピクピクと震えていて、突然の闖入者に怯えきっていた。ああ、早くここをめちゃくちゃにしてやりたい──思った俺はもう我慢ならず、後は容赦なし。指で慣らしてやるのもそこそこに、俺はギンギンにおっ勃てたものを歩夢の後孔に押し当てると、そこが裂けるのも厭わずに強引にブチ込んだ。
「ンぎぃいい──……ッ!!」
 歩夢は身も世もなく泣き叫んで必死に俺の腕を引っ掻いたけれど、何度か腰を揺するとすぐに抵抗は弱まった。繋がったところは僅かながら血が滲んで、本当に処女を奪ったみたいで興奮する。まぁ、ハジメテには違いないけど。
「ふぎぃい……! いだ、ぃ、い"やぁああ……!」
「はぁ〜ッ、歩夢のマンコめっちゃ気持ち好いッ」
 俺は喘ぐように言いながら、熱く荒い息を歩夢の真っ赤になった顔に吐きかけた。
 自慢のイチモツを咥え込んだ小さな穴は、吸いつくようにキュウ、キュウ、と締めつけてくる。無理矢理挿入されたものを拒もうと時折押し出すようにうねるから、屈服させるために乱暴に突いてやると歪む顔がめちゃくちゃにエロくて可愛い。
「はあぁあ……っ! ぁあ〜っ、あっ! あっ、あ〜っ」
 そのうち、律動に合わせるような可愛らしくもエロっちぃ喘ぎ声が。歩夢は早くも痛みより快楽を感じはじめているのか、さっき射精したチンポはまた緩く勃起していた。俺はさっきのミルクの味を思い出して、悪戯っぽくペロリと唇を舐める。
「歩夢、ケツ犯されてもう気持ち好くなっちゃったんだ? 男の子なのに、チンポ挿れられて感じちゃうんだ。このエロマンコ、おにーさんのチンポでグチャグチャのドロッドロになるまでたっぷり可愛がってあげるからね♡」
「ひうっ、や、あひっ! ひぐっ、あ"はぁあ……っ」
 細い手首をがっちり掴んで押さえつけ、言葉通り踏み躙るみたいに腰を回しながらグイグイと律動を繰り出す。歩夢は顔をくしゃくしゃに歪めながらイヤイヤと頭を振りかぶった。
「ん"やっ、や"ぁあっ! い"ぁあ"ぁ〜〜っ!!」
「ううっ、突く度にチンポ締めつけられてすぐイッちまいそうだ……っ!」
 歩夢の細い腰を抱え直すと、さらに激しく。歩夢のナカは緊張してるけど、不器用にも恥ずかしそうに締めつけてくれるもんだからもー、堪らんっ!
「そらそら、歩夢も気持ち好いんだろ? マンコ突かれてショタチンポも勃起してんぞ」
 言いながら歩夢の小さなチンポを握ってやり、チュコチュコと扱いてやる。歩夢は一瞬息を詰めて仰け反り、ビク、ビクッと跳ねた。同時にキツめの締めつけがきて、俺も「おほっ♡」なんて快感の声を漏らす。
「──っひ、いっ! あ"っ、──あっ、あは、はぁぁあ"ン……!!」
 ズン、ズン、ズン、ぐちゅ、ぐちゅ、ゴツッ
 不意に締めつけが緩んだと思うと、より深いところに亀頭部がめり込む。カリ首に絡みつく粘膜の熱さに、俺はウッ、と息を詰めた。歩夢の薄い腹を見下ろすと、微かにだがさっきよりも膨らみを感じる。もしかして俺のチンポ、こんなところまで届いちゃってるの? と、俺は歩夢の強張った下腹を撫でさすった。
「あは……、こんな深くまで来ちゃったんだぁ♡」
「ン"ひぃっ……!! はひい"ぃン……ッ!!」
 直腸……いや、雄膣と呼ぼう。歩夢の雄膣の熱く柔らかい粘膜を亀頭で掻き分け抉るように擦ると、そこはキュンキュンといやらしく収縮して俺を悦ばせる。歩夢はここにチンポをハメられるために生まれてきたんじゃないかと思う。そのくらい、俺のチンポとの相性がよかった。
 抜き挿しの度に響くグチュッ、グチュッという濡れたいやらしい音にますます興奮を掻き立てられて、俺は結合部をじっくりと視姦しながら犯す。
「歩夢、歩夢ぅ……っ、歩夢のここ、まだ俺のチンポしか知らないんだよね……! 歩夢のはじめてのセックス、忘れられないくらいたくさんここに刻みつけてあげるからねっ!」
「だ、やだ、やっ……ぃあ"ああっ──!」
 ばちゅっ、ばちゅっ、ばちゅっ、ばちゅっ、ぐぢゅっ
「はぁ、はぁっ、歩夢っ、 歩夢のエロマンコ、もっと突いてって俺のチンポにねだってるよぉ!」
 それは冗談というわけでもなかった。俺が腰を引こうとすれば追い縋るようにキュン、と締めつけてくるし、それでも抗って強引に抜いてしまえば小さな下の口は切なげにヒクヒクと痙攣する。またムチムチ、と亀頭を埋めてやると、内壁は歓喜するようにもっと奥へ奥へと俺を誘うのだ。
「ッああ──ヤバい、これヤバ……いっ、」
「ひあぁぁあ……、やぁ、やだっ、いや、もうゆるし……くひっ、ひぃんっ!!」
 歩夢は泣きながら赤い舌をチラチラと覗かせ、涙を流す様は可憐ながらもひどくいやらしい。
「男のチンポ扱きながらアンアン喘いでるくせに、イヤイヤじゃねーだろ!」
「ちが、ちがぁあ……あっ! きゃあぁっ!」
 歩夢の腰を掴むとギリギリまで引き抜き、再び奥まで一気に突き込んだ。その動きを繰り返すことで、竿全体で愛撫を味わう。
「くっ……、うねりエロ過ぎっ……」
「いや……ぁ、あんっ! あっあっ、ああ、んっ!! ひっ──いや"ぁああ〜〜ッ!!」
 ぐぐっ、と先端を奥に押しつけると、俺の肌と歩夢の肌がピタリとくっついた。まだ陰毛も薄い下腹をビクビクと痙攣させると、歩夢は半勃ちのままナカでイッていた。
「はっ……、は……、ぁうっ……はぅ……、」
「はじめてなのに根元までぐっぽり食い締めてメスイキって……歩夢ってスゲー淫乱なんだ」
「うっ……、ひぐっ……う、ううっ……」
「歩夢がエロくてスケベな変態って証拠だ。犯されるのも歩夢がエロいから悪いんだぞ」
 律動を速くし、連続して突き上げる。言葉でも辱めてやると歩夢の身体の反応はますます敏感になっていった。
「あっ……! あんっ!あっめ、やめっ……はぁんっ!」
「声までやらしい。エロい雌の鳴き声して、チンポハメられて悦んじゃって!」
「んんっ! んはっ……あ、あ"っ!! やぁあぁんっ…… !!」
「甘い声出しながら腰振りたくりやがって、この淫乱!! 孕むまで犯してやるよ!」
 その言葉に反応して身を捩るかのように、歩夢の雄膣がさらに締まった。
「あ、あぁ……あ"──っ! いや、い"や"ぁぁぁ──〜〜ッ!!」
 上から覆い被さるようにしてさらに腰の動きを速くすると歩夢は絶叫した。デコボコのパーツがピタッと合わさるみたいにがっちりと合体して、機械みたいに腰だけをガツガツと前後させる。
「ひあっ! あ"っ! あ"んっ! あ"、あ"、あ"、あ"あぁっ──〜〜!!」
「おっほほ、最高に気持ち好い……っ!! はぁ、歩夢もここ好きなんだね!」
「いやっ! だめ、そこだめっ!! ひうぅうんっ!!」
 前立腺を刺激するように抉ると、歩夢はビクンッと身体を強張らせてまた絶頂した。喘ぎ声だって甲高くてエロっちくて、マジで雌みたいなのに緩く勃ったままのチンポがぷるぷる震えてて、やっぱり今俺が犯してるのは男の子なんだなって実感する。暴力的な気持ちが湧いて、絶頂している歩夢を無遠慮に突き上げ続けた。
「あ"あぁぁぁ……っ!! やあ"っ……あ"っ……、あ"っ……あが……っ!! あだま、っぉがじ……な、ア"ッ……!!」
「おかしくなっていいよ、歩夢! 一緒にバカになろう!?」
「ひぎ、い"っ!? ──がひっ!! んっ、んあっ、──あ"ン!! あ"はぁンっ!!」
 何度も同じところを責め立てられて、歩夢の身体も変容していく。苦しげだった声に、甘ったるい響きが混ざる。
「んくっ、う、……う"ぅ、ぁん、ひぅんっ……」
「ああ、やべぇ、やべぇ、すっげぇ……ガキのくせにエロ過ぎんだろ……っ!」
「ひぃっ、ひんっ! ううっ、んひっ、ひ、ひぃいっ……、」
 歩夢は上擦った喘ぎを響かせながらただ俺の欲望に身を委ねて腰を揺さぶられていた。熱い雄膣に揉まれ扱かれて、俺も限界だった。
「あーイく、イくっ、歩夢のナカに……っ、出る……っ!」
「ぐ、うっ……!? あ、あっ……!? はぁああ〜〜──っ!!」
 驚いたように目を見開いた歩夢は、俺のチンポから吐き出された精液にさえ感じたように絶叫するとビクビクと身体を跳ねさせた。ああ、イッてる俺、この子の腹のナカで──。
「出る、出てるっ、ビュービュー出てるっ……!」
 薄っぺらい腹の中でチンポが脈打っているのを探るかのように、俺は跳ねている歩夢の下腹を撫で回した。太陽を避けた白い肌は、でもじっとりと汗ばんで上気している。ほんのりピンク色に見える肌のその内側は、俺の出した生成り色の精液でドロドロに汚されているんだと思うと、脳の奥が痺れるような快感に満たされた。純粋なものをぐちゃぐちゃに壊す感覚──歩夢はもう、元には戻れない。
「あ、ぁあっ……、は、ぁ……っ、」
 俺に種付けされながら、歩夢は目を細めて宙空を見つめていた。まだ出てる、まだ……。
「はぁ、はっ、はぁ……あー、すっげぇ出た……。はじめてでよく頑張ったな。好かったぜ、歩夢」
 腰を引くと、姿を現したチンポはだらりと垂れ下がり、濃い精液をボタボタと滴らせた。無様に開かれた歩夢の太腿はビクビクと痙攣し、穴からは夥しい量の精液が。俺は歩夢を褒めるように顔や身体のあちこちにたっぷりキスの雨を降らせてやった。その間、歩夢は人形のように微動だにせず、放心していた。

 もちろん、1ラウンドで満足するような俺ではない。壁際に歩夢を立たせて素股で元気を取り戻すと、今度は焦らしプレイに及んだ。俺のチンポに突かれまくった歩夢のケツマンコは、もう俺のチンポに服従するかのようで、なんなら自分から欲しがるような素振りさえ見せる。
「ほーら歩夢、もっと深く挿れて欲しいんだろ? ん?」
 言いながら先端だけを入口に埋めると、歩夢は肩を震わせて啜り泣いた。泣きながら、微かに腰を捩って、俺のチンポを招くような拒むような、なんとも言えないもどかしい素振りを見せる。天然の媚態に俺も参りながら、焦らし合いのような駆け引きがさらに俺を昂らせた。
「なぁ、自分で腰突き出してみろよ。もう少し先まで挿れてやるからさ」
 俺は後ろから歩夢の真っ赤な耳朶にむしゃぶりつく。両の耳全体が唾液でドロドロになるまで続けて、うなじを舐めながら乳首もいじってやると歩夢はとうとう観念したとばかり、ぎこちなく腰を振りはじめた。尻だけ突き出し、また引っ込める。俺のチンポを中程まで食み、そしてまた身を引く──その繰り返し。
「はっ……ぁ、あっ……ん、ぁ、」
 歩夢は小さく甘い吐息を漏らしながら、やがてその動作に夢中になっていく。もうチンポでナカを擦られる快楽を学習して、自ら腰を前後に、それどころか少し違った角度で当たるように腰をくねらせては時折いやらしい声で鳴いた。自分の好きなところがわかると執拗にそこに当たるように腰を揺らすのなんか、ついさっきまで純真無垢な無傷の少年だったとは思えない。
「はは、あーあ……すっかりスケベになっちゃったなぁ、歩夢は」
 言ってやると歩夢は俯き真っ赤になった首を緩く横に振ったが、腰の動きは止めることができないらしかった。けれどなけなしの自制心と羞恥心がまだ邪魔をしているのか、ゆっくりとした動きでぎこちない。
「ね、もっと深いところ掻き混ぜて欲しいんじゃないの?」
 耳に唇を押しつけてボショボショと低く囁けば、歩夢は腰が砕けたかのようにしゃがみ込みそうになった。俺は腕で抱き止める代わりに、壁にプレスするかのように勢いよく腰を突き上げた。
「はうッ──!? ンあ"っ……!!」
 力強い不意打ちの急襲に、歩夢は爪先立ちになって痙攣する。もちろん、俺に突き上げられるのを待ちに待っていた雄膣の反応も同じだった。
「おっ──ふ、いきなりイッて……はは、そんなに欲しかったんだ? やらし〜」
「ひ、が……ゃ、らっ……やらぁあ……!」
 そう言いながら、歩夢の腰の動きがまた変化を見せる。俺がそれ以上動いてくれないとわかると、自分から貪るように腰を前後に振りはじめたのだ。
「ひぅ、ひんっ……だ、めだめ、だめぇえっ……ぃや、やっ、やだぁっ、」
 首を打ち振るいながら真逆の動きをする幼い後ろ姿。さっきよりも大きく、速くグラインドする小さな尻は玉のような汗が浮いていて、俺のチンポを一生懸命扱いてくれている健気さが堪らない絶景だった。ビキビキと血管の浮いた赤黒いそれが白い小さな尻に飲み込まれると、出てくる時にはさっきナカを汚した精液を絡め取るようにして掻き出し、歩夢の細い腿に涙の跡のようにいくつもの線を描く。
「あ、あ、あっ、あん、あ、は、いやぁあっ……! やぁ、もうやぁあっ……、」
「何が嫌なんだ?」
 さっきまでと否定の意味が変わっていることを知りながら、俺は意地悪くそう言ってほくそ笑む。
 半端な快楽と焦燥の間で宙ぶらりんにされることへの拒絶──「もうお尻に挿れないで、突かないで」と懇願していた子供は、今は「もっと奥まで突き上げて、早くイかせて」と懇願していた。それはこの身体がすでにもっと強い淫蕩を知っているからに他ならない。その快楽は俺が教えてやったものだと思うと、征服欲と愛おしさで抱き潰してしまいたい衝動に駆られた。
 俺は咄嗟に身体を引いて歩夢のナカから熱の楔を引き抜くと、細い肩を掴んで振り向かせた。蕩けた表情に疑問符を浮かべた歩夢を抱き締めると顎を取り上向かせ、唇を塞いだ。思えば歩夢とキスをするのはこれがはじめてだ。歩夢にとってのファースト・キスだったりするんだろうか?
「んむっ……ふ、ん……っ」
 歩夢は苦しげに鼻から吐息を溢したが、その口内はまるで俺がさんざん蹂躙した雄膣を再現するみたいに熱くドロドロで、俺は歩夢の腹の中を舐め回すのを妄想しながら舌で口腔内の粘膜を擦りあげた。
「ンはっ……!! ふ、あ……アッ!?」
 くちづけたまま歩夢をベンチの上に押し倒し、濡れそぼった穴にイキり立ったイチモツを押し当てる。それだけで歩夢のそこはヒクン、と痙攣して、「早く犯して」と訴えていた。
 俺は期待通りズヌッ、と剛直をハメてやると歩夢の太腿を掬い上げるようにして抱き上げ、立ったまま向き合って歩夢と合体した。まだ軽いとはいえ重力に逆らえない歩夢の身体は、繋がった部分で支えるかのように俺を深く飲み込んでしまう。
「──〜〜ッ!? ン"ンンン"──〜〜!?」
 濁った悲鳴を口の中で飲み込みながら、俺は膝を使って腰を揺さぶった。ゆさ、ゆさ、と持ち上がる歩夢の身体は落下する度に俺のチンポを深く強い衝撃で受け止めるしかなくなる。
「ンン"〜〜ッ!! ンッ、ンン"ッ!! ふ……!! ン"むぅ〜〜……ッ!!」
 腰が落ちる度に亀頭を締めつけられて、抱え上げた歩夢の尻がピクピクと強張るから、あーこれずっとイッてるんだな、と思って愛しさは止まらなくなった。
「へあ、あ"〜〜っ!! あ"あぁあ──〜〜ッ!!」
 さすがに苦しくなって唇を離すと歩夢はこれまでになく大きな声ではしたなく喘いだ。俺の腰を逃すまいと両足を巻きつけるように絡めて、しっかりと俺の首に腕を回して。ああもうこれ、完全に和姦じゃん。
「ア"──〜〜ッ!! あっ、あっ、ア"あ〜〜ッ!!」
 ばちゅ、ばちゅ、という激しい抽挿音と、歩夢の可愛くもやや理性を失った喘ぎ声、俺の獣のような唸り。それらに耳まで犯されながら、歩夢は何度も、何度も、何度も絶頂した。
「らめ、らめぇっ……!! やら、おくっ……おぐあだっでるうぅっ!!」
「ああヤバい、イッてる歩夢のナカ締めつけヤバ過ぎっ……、イくイく、イく……っ!」
「ング、ン"ヴゥウウ──〜〜ッ!!」
 歩夢の奥深くに欲望を刻みつける瞬間、俺はまた歩夢の唇を塞いでいた。歩夢のナカに射精しながら、俺はこれまで味わったことのないような多幸感に包まれたが、歩夢もそれは同じじゃないだろうか?
 時間をかけてたっぷりと注ぎ込んだ後、顔を離した時、歩夢は天使のようにふんわりと甘い微笑を浮かべ、それからカクンと頭を垂れた。口からは粘り気のある唾液が糸を引いて、歩夢の全身から力が抜けた。失神したらしい。
 この後、仲間達とそれぞれの犯した少年をトレードして全員でマワすことになるけど、なんだかちょっと惜しい気もした。俺のチンポが1番好かったって、歩夢の身体がしっかり覚えるまでもう少しの間だけ愉しませてもらおうか。
 俺は繋がったまま歩夢の身体をベンチに下ろすと、まだ薄らと笑みを湛えているようにも見える歩夢の額にキスをした。

2022/09/10


←Prev Main Next→
─ Advertisement ─
ALICE+