Long StoryShort StoryAnecdote

やけあと【完結】


6.歩夢と友だち


 いつの間にか日も落ちたのだろう、窓からの光はほとんど翳っている。いつ点けられたものか、部屋の蛍光灯が時折カチカチと音を立てた。日中は蝉の鳴き声も姦しい時節とはいえ、木々に囲まれたこの小屋は気温が下がるのも早いようだ。
 しかし、ここで繰り広げられた狂宴とでも呼ぶべき乱れた行為は、室内の空気をねっとりとした温気に変えていた。
「は……あ、あんっ、あ、ぁは、あ、ふあっ……、」
 男の股座に座らされた歩夢は、男の胸に背を預けながら艶めいた喘ぎを漏らしていた。足の付け根を押さえられ、股間を見せつけるはしたない格好を強いられている。
 野太い性器を何度も出し挿れされた後孔はじんじんとひりついているのに、痛みよりも中を刺激される気持ち好さの方が勝る。今もなお、背後の男の性器を根本まで食まされ、深いところをゆっくりと捏ね回されていた。
「歩夢のナカ、絡みついて全然離してくれないからチンポふやけちまう……っう、う、あーイくイく、お、ううっ……!」
「あ……ゃ、はぁんっ……!」
 もう何度目かわからない精を歩夢の中に放った男は、華奢な身体をぎゅっと抱き竦めてそのうなじや肩に無数の鬱血痕をつけた。歩夢の肌は日焼けだけではなく劣情に火照り、妖しげな色香を振り撒いている。
 男はしなだれる歩夢の膝裏に腕を通すと、繋がったまま立ち上がった。深く嵌っていた性器が緩み、結合部から白濁が滴る。その量は歩夢が男達にどれほど弄ばれたかを物語っていた。
「あーあ、こんなに出したら妊娠しちまうよ」
「歩夢ちゃんとの子供、俺欲しいけどな〜」
 見物していた2人の男が猫撫で声で語りかけると、歩夢の髪を梳くように撫でた。歩夢は伏せていた目を薄らと開ける。
 数メートル離れたところには、打ち棄てられたように陸と一馬が丸くなって失神していた。歩夢はその様をぼんやりと見つめながらありし日のことを思い浮かべる。

 夏祭りの日もプールに行く時も、陸を誘い出すのはいつも歩夢の方で、一馬も呼ぼうと言い出すのはいつも陸だった。
 そうして3人が集まると遊びに夢中になって人混みに紛れて散り散りになってしまうこともあったが、歩夢が姿を消しても気にかけることはないのに、一馬の姿が見えなくなると陸は決まって探し回った。陸はいつも、歩夢より一馬を優先している──歩夢はそう感じていた。
 それは一馬が自分達より年下だからというだけのことなのかもしれない。陸のあの生来の正義感、責任感のために、そうした行動が目立っただけのことで。
 でも、先に陸と親しくなったのは自分なのに──陸のことを心の中で密かに親友だと信じていた歩夢は、このところ自分が陸に蔑ろにされているように感じていた。同時に、一馬には暗い嫉妬心のようなものも抱いていたが、さすがに一馬より年長の自分がその態度を露骨に見せるのは憚られて、自分の胸の内に留めて苦しい思いをしていた。
 親だってそう、学校の先生だって。誰も歩夢を1番に見てくれる人なんていない──でも。

「すっかり蕩けた顔しちゃって……可愛い♡」
 唇を重ねられ熱い滑った舌が入ってくる。くちゅ、と音がして舌が絡み合い、男の呼吸が興奮を孕みながら歩夢の粘膜を舐った。
 ──この男達は今、自分に夢中になっている。
 1人は歩夢の唇を奪い、1人はまだ続きを強請るように腰を揺らし、もう1人は歩夢の乳首と戯れている。
「歩夢ちゃん、最後まで頑張れる?」
 歩夢に口づけた男が問うと、胸元にあった手が引かれた。歩夢を抱え上げていた男もゆっくりと性器を引き抜き、歩夢を床に下ろす。立っていられなくてそのままぺたんと座り込むと、歩夢は途端に寒気を感じた。
「ん? どうして欲しいか言ってごらん?」
「し、なぃで……」
「え?」
 ボロ、と新しい涙が溢れる。握った拳を目に当てて、歩夢はしゃくりあげた。
「ぼく、を……ひとりに、しないでぇ……っ」
 男達が顔を見合わせているような沈黙があった。それから歩夢の手首をそれぞれ別の男が優しく取り、歩夢の身体を起こすと骨の浮いた背中をさすって微笑みかけた。
「大丈夫。俺達がずーっと一緒にいるからさ」
「こんな可愛い子、ほっとくわけないだろ?」
 そうやって歩夢の涙を拭う。そうしていると、さっきまで恐れていた人間と彼らが別人のように歩夢には思えた。

「一緒に気持ち好くなろうな、歩夢」
 最初に歩夢を犯した男が、まるで恋人かのようにそう微笑むと、歩夢の身体を優しく包み込む。こんな風に抱き締められるのはいつ振りだろうか。親に縋りつくことはもう躊躇われる歩夢は、状況を鑑みずうっとりとして男の胸に頭を埋めた。そうして次に男の顔を見上げると、その男はどこにでもいる優しそうな青年にしか見えなかった。
 男は歩夢の顎を取り唇を重ねた。深く、愛情深いキスに歩夢はますます陶酔して、辿々しくも自ずから舌を絡める。男が口角を上げたように思えて恥ずかしかったが、大きな手に尻を揉みしだかれると歩夢は腰を捩らせた。さんざん欲望を捩じ込まれたところが疼いているのが自分でもわかる。
「よしよし、お望み通り歩夢のナカを俺のチンポでゴリゴリ突きまくって、濃ゆ〜い精液で種付けしてやるからな♡」
 男は歩夢の手を握ったままベンチにかけると、今度は歩夢を見上げて首を傾ぐ。
「これから挿れて欲しいもの、自分でしゃぶって勃たせて?」
 男の性器はだらりと力を失っていた。それでも十分に大きかったが、施しをしなければあの快感を得ることができないのは歩夢も承知している。しかしそのために自分が口を開かねばならないことには躊躇した。
「ほら、早くしないとおうちに帰る時間になっちまうぞ? 歩夢がエロいこと大好きなやらしー子だってのはもうみんなわかってんだから恥ずかしがるなって♡」
 歩夢は真っ赤になりながらゆっくりと男の股の間に跪いた。
「いい子」
 髪を撫でられ言われると、それまでの恐れが消し飛ぶ気がした。男の太腿に手を添え、陰の深いところに顔を埋めていく。少年達を鳴かせたそれは束の間の休息とばかり垂れ下がっているものの、むっとするような雄の匂いを放っていた。
 根本に口づけ、舌を滑らせる。正しいやり方などわからない。男が歩夢にしたのを真似るように記憶を辿る。
「ん、……ふ、んむっ……、」
「はは、期待で涎ドロッドロじゃん。好いよ、歩夢」
 男がそう言ってくれるので、歩夢の舌の動きはじょじょに遠慮がなくなっていった。舌の上に性器の先端を乗せると、口腔内に迎え入れながら唇を窄めていく。亀頭を舌先でチロチロと刺激し、カリの窪みを唇に引っかけるように出し入れする。と、男が上擦った呻きをあげた。歩夢は不安げに、上目遣いで男を見上げる。
「……っ、その顔、反則……!」
 男は苦しいのか気持ち好いのかわからないような声を絞り出した。歩夢は目を閉じると喉の奥深くまで男を受け入れる。喉奥まで飲み込み、性器に吸いつきながら顔を前後させるとジュポジュポと卑猥な音が。再び目を開けると、男は歯を食い縛り首筋まで真っ赤になっていた。
「はは、すっげー! プロ級のテクじゃん!」
「おまえ、ガキのフェラでイくなよー?」
「いやっちょ、マジで……ヤバ、ぃんだけど……っ!」
 自分の口腔内で男が漲っていくのを感じる。歩夢は鼻息を荒くし、それが後孔に突き挿れられるのを想像しては先走りの汁をダラダラと垂らした。
「もういい、いいよ歩夢っ! ──は〜……、危なかった……」
 男は歩夢の頭を掴んで動きを止めさせると、呼吸を荒げながら歩夢の顔を包み込んだ。男の性器を咥えたままだった歩夢は頬を膨らませ、「ぷぁ、」と声をたてて口を開けた。目の前でブルン、と揺れる肉棒はすっかり勃ち上がり、今にも暴発しそうなほど張り詰めて血管を浮き立たせている。歩夢はわずかに寄り目になってそれを見ると、口内に溜まった唾液と男の出したカウパーをゴクリと飲み込んだ。
「ほら、上に跨って自分で挿れな。上手に腰振って気持ち好くしてくれたら、俺も歩夢にその倍返ししてやるから」
「は、……は、ぁ……、」
 歩夢はゆっくりと立ち上がると、ベンチの上に足をかけた。「おまる」に座るかのように向かい合わせで男の腿を跨ぎ、男の太腿に手をつくと腰を落としていく。歩夢自身が昂らせた性器の先端が、ヒクヒクと痙攣している卑しい穴に触れる。歩夢は唇を噛む。こんな邪なことを、自分からするなんて。
「んっ……、」
 ゆっくりと腰を後ろに反らすと、男の剛直の先端が入口を押し開くのを感じた。そこは抵抗を示し、歩夢がもう少し強く踏ん張らなければ男を受け入れられないだろう。歩夢は息を細く吐き、止めると勢いよく体重を落とした。
「ン"あぁっ……!」
 ずぷん、とそれが入って、男が耳元で喜色を含んだ声を漏らす。熱い──歩夢は鼻の奥が
ツンとするのを感じた。
「は、あっ……ん、んやあぁっ……」
 自ら腰を振ってヌポヌポと出入りする感覚は、男達に強引に求められていた時の快感には程遠い。もっと深いところをひどくして欲しいのに、もどかしくて堪らない。
「ん、ひっ……んは、んあっ、」
 無意識のうちに腰の動きは速度を増していったが、やはり自分で自分を慰めているような感覚はなくならなかった。歩夢はまた涙目になると、男を上目遣いに見つめる。切なげに眉を寄せて唇を噛むと、振り絞るように呟いた。
「……ぃて……、動いて、くださ……っ」
「んー? どんな風に?」
「ず、ずんずんって……強く、おにいさんの、……もっと、奥に挿れてっ……深いところ、突いて欲し……っ」
「はは、ホント、歩夢のこと愛してるよ♡」
 男はそう言って嗤うと、歩夢の細い腰をがっちりと掴んだ。それだけで歩夢はぞくぞくと身体が昂るのを感じる。
 次の瞬間──バチュンッ!!
「ッ──〜〜!!」
 逃げようもないほどきつく腰を押さえつけられて、力強い一撃を見舞われた歩夢はパチパチと目を瞬いて天井を仰いだ。ずっと欲しかったものを奥まで穿たれて、全身が歓喜している。爪先はピンと伸び切り、繋がったところから脳天まで快感の電流が走った。
「すっげ、もうイッてんじゃん歩夢。じゃ、今度は俺のターンってことで」
 男はそう言うと、続け様にバチュバチュと激しく腰を突き上げる。
「はひッ!! あ"っ!! ま、待っ……ぁ、あ"あ──〜〜ッ!! あッ!! はひ……っ!!」
 歩夢は振り落とされないように必死で男の背中に手を回した。胸と胸がピタリとくっつき、歩夢の性器は男の腹と板挟みにされて擦り立てられる。
「ひあ、あ、あっ!! あ、あっ、や、だめっ! あん、あんっ、あ"ッ!!」
「どうした歩夢? これが欲しかったんだろ?」
「あっ……!! は、あ"うッ!! いやぁ、あんっ、あっ、あ"っ!!」
 腹の底を突き上げられる度に、背筋を這い上がるような快感の火花が瞳の奥で弾ける。その衝撃に耐えるかのように歩夢は目を閉じ、唇から甘い喘ぎを漏らした。
「はああぁ──〜〜ッ!!」
「もう逃がさねぇからなっ!」
 男は歩夢の腰をがっちりと抱き止めると玩具のように揺さ振り、激しく性器を出し挿れする。
「ン"ああっ、ひあ"あぁッ!! あっそこだめ、だめえぇ……ッ!!」
 好いところを執拗に虐められて意識がぐちゃぐちゃになる。歩夢は絶頂した。しかし男は自分のペースで突き上げ続ける。
「ひうぅぅうっ!! ひ、ひぐ、えっ、えう、ン"ひぃいぃ……!!」
 歩夢の尻は何度もビクビクと跳ねて降参を訴えたが、男は少しも律動を休めない。水を含んだ卑猥な音が歩夢の耳の中までも蹂躙する。
 ぐぢゅっ、ぢゅぽっ、ぢゅぽっ、ぐぢゅっ
「最初ん時よりずいぶん具合好くなっちまって……こいつらに犯されても感じてたよなぁ? 俺のチンポの形、思い出させてやるからなっ!!」
「んや、やぁっ……!! あ、あ、あ、ひあ"ぁあッ〜〜!!」
 仲間の1人はニヤニヤと嗤いながら煙草を吹かし、また1人はスマートフォンで2人が激しく交わる様子を動画で撮影していたが、行為に取り憑かれた歩夢はそれに気づかない。激しいピストンにいやいやと首を打ち振りながら、ただひたすら悩ましげな嬌声をあげ続ける。
「ひ、ひっ……! ン"はぁあ"あぁ──〜〜っ……!!」
 いやらしく揺れる細い腰と、悲痛さも帯びた喘ぎ声とは、この行為を望んでいるようにも拒絶しているようにも見える痴態だったが、いずれにしても主導権を握っているのは男の方だ。歩夢がどんなに必死で抵抗したとて征服できる力で、これでもかと捩じ伏せる。
「んひっ! ひぐ、い、ぃう、あ、ああっ!!」
「っし出す、ブチ撒けてやるよ……ッ!」
 極限まで昂った剛直は歩夢の中をいたぶるように責め立てたが、その熱い粘膜もまるで対抗するかのようにぎゅうぎゅうと男の性器を締めつける。
「あ、あ、あ、ああっ! な、か……、だ、めぇ……ッ!!」
 今、そこに欲望を浴びせられたら──歩夢は自分がどうなってしまうかわからない恐怖に怯えた。男は歯を食い縛るとバシン、と歩夢の尻を叩き、その瞬間の強い締めつけで絶頂した。
 びゅぐ、びゅぐびゅぐ……びゅるる──〜〜ッ!!
「うぐっ……!! お、おおっ……!!」
「はひぃい……ッ!! ぁ、あッ……あぎ、ひぅ、ひゃぅううぅ……ッ!!」
 熱いものが歩夢の中に吐き出されていく間、歩夢は甲高い悲鳴を上げてビク、ビクンと全身を戦慄かせた。
「はっ……は、はぁ、最高だぜ歩夢……っ!」
 男は自身を包み込む蜜壷に最後の一滴まで注ぎ込みながら、真っ赤に染まった歩夢の小さな顔を包み込む。
「んぷっ……んふ、ンむっ……、」
 歩夢の瞳はすっかり淫欲に蕩けて、甘い喘ぎを溢す唇に舌を挿れられても自然と受け入れていた。何より、幼い腰つきは男の拘束を解かれても淫らに揺れ続けた。

 歩夢を取り囲むようにした3人の男達は、代わる代わる少年を犯す。
「あ、あ"ぅ、あっ、あ"んっ、あっ、あ、あはっ」
「その調子だぞ〜歩夢、」
 歩夢はもう、淫らに揺れる自身の腰の動きを止めることができなかった。寝そべった男の上に跨り自ら性器を受け入れると、不器用ながら懸命に腰をくねらせる。不意に好いところに当たるとビクンと身を強張らせ、けれど次にはわざとそこに当たるように自らいやらしく腰を捩りたくった。
 舌を出し、眉を寄せながら目を細めて、脳天まで貫く快感を逃さんとするように。あどけない、無垢な少年はもうそこにはいなかった。
「ん、んっ、ふ、ふぅ、ん……ん、ン"ンッ……!」
 腹の奥に出されたものがまるで媚薬として作用しているかのように、歩夢は快楽に飲み込まれてしまっていた。硬く熱いものが中を擦り上げる度、眉を寄せて切ない悲鳴をあげる。そんな自分の声が甘えを帯び、高く上擦っていることにさえも興奮して、教えられたわけでもない腰の動きは如実に淫猥なものになっていく。
「ここ擦ると内腿ガクガクさせて、気持ち好いってバレバレだ」
 感じているのを見抜かれて頰が熱くなる。恥ずかしいのに、いっそう興奮してしまう。
「中ぐっちゃぐちゃだねぇ。泡立ったザーメン、すげーエロい音してる……ね、ほらっ」
「くぅんっ……! んく、んっ、ん"ぁ、あっ、あ"っ!」
 横から胸に手を伸ばされ突起を捏ねられると腕の力が抜ける。ぺたりと男の胸に伏せたまま、それでも腰は淫らに振り続けた。
「あっは、歩夢ちゃんやらし〜♡」
「ん"んっ……ふ、あっ、はぅ……」
 逃げられないくらい強く腰を掴んで、好きなように中を擦って欲しい。奥深くまで突き上げて、白い欲望で汚して欲しい。そのためにこうして浅ましくも腰を捩っているというのに、男はいっこうにそれに応じてくれない。歩夢の願いをわかっていて、あえて焦らしているのだ。あるいは、歩夢の口から卑猥な言葉でねだるのを待っている。
 歩夢はそれを拒むように、真っ赤な顔を緩く左右に打ち振った。
「イヤイヤしながらオトナを誘って焦らすテクまで覚えちゃって、セックス上手になったなぁ、歩夢♡」
「や、ちがっ……あ"っ!!」
 また絶妙なポイントを突かれて、もう出すものもない歩夢は荒い息を吐きながらガクガクと痙攣する。これ以上、動けない──震える歩夢の身体を、体躯のいい男は丸め込むように押し潰すと上から腰を深く落とした。
「ン"あぁあ──〜〜ッ!? ア"ッ! あひっ!! あ、がっ……いぎ、や"ぁあ"あぁぁ……ッ♡♡」
「おーっ、巨根種付けプレス……エグぅ!」
「いくらエッチ大好きな歩夢だって、今日がハジメテなんだからあんまり無理させるなよ〜」
 男達が囃し立てる中、剛直を突き挿された歩夢の後孔からは抜き挿しの度に白濁が溢れ、双丘から尾てい骨、背骨へダラダラと伝い流れていく。
「はっ……はう、うっ……♡んひ、ひぃっ……♡や、ぁあ……っ、」
 あまりの衝撃に歩夢は目を瞬いた。信じられないほど深いところまで犯されて、息ができない。それなのに、抗えない快感に包まれて悲鳴さえも甘い愉悦の響きを押し隠すことはできなかった。
「なーにが嫌だぁ? 歩夢ちゃん、ずっと奥ズンズンして欲しかったんだよな? 俺が1番深いところまで虐めてあげられるから……ぐっ、ほら、ほら、ほらぁっ!!」
「あ"っ、あ"ぁあ──〜〜ッ!! あっ、い"ゃっ♡だ、め、だめぇえぇっ♡♡」
 ひと突き、またひと突き。その深い突き上げの度に歩夢は絶頂する。
「俺のチンポ、どこまで届いてる?」
 歩夢は震えながら手を伸ばし、臍の上にペタリと手を置いた。すると手の平に男の拍動が伝わってきたかのように錯覚し、ビクリと震える。
 と、次の瞬間、男はその手に手を重ねると強く押さえつけた。
「あ、やぁあっ……!?」
「お腹の上から俺のチンポよしよしして?」
 ズンッ!! と突き上げられて、歩夢の頭は真っ白になる。押さえつけられた手の平の下に、自分を犯す異物の存在を感じさせられる。
「ほら、よしよし♡よーしよし♡」
「あっ、あン"ッ♡♡は、あっ、あ"ぁっ!! や、これ、──〜〜っ!! 」
 反り返った一物は、律動の度に歩夢の下腹を内側から抉る。
「歩夢ちゃんによしよしされてっ、俺のチンポも悦んでるよぉっ♡」
 男は恍惚とした顔でそう叫ぶと、ますます腰の動きを速めていった。
 ぢゅちっ、ぢゅちっ、ぢゅぽ、ぢゅぽ、ぢゅぽっ
「ひぃぃいんっ……!! い、いひっ♡いっ、う♡ひう、うっ、──〜〜っ♡♡」
 男の手が歩夢の手を操り、下腹を撫でるように動く。歩夢の中で好き勝手に快楽を貪る大蛇を優しく咎めるように。
「あーヤバいっ、ヤバいぃっ!! おっ、おーっイく、イくイくっ……!」
 男の声が昂りを訴え、歩夢も手の平の下にあるものが今にも暴発する予兆を感じた。
「あ"っあ"っ、あ"──〜〜ッだめ、だめぇっ!! なかも、いっぱ……出さないれぇ……っ!!」
 歩夢の叫びも虚しく、その身体にぐっと体重がかけられる。男は歩夢の耳元で低く喘ぐと、尻の筋肉を痙攣させた。男の肩からにゅっと伸びた歩夢の細い足もガクガクと震える。
「お、おうっ……♡おほ、お、おおっ……♡♡」
「ぃやあぁぁあ……っ、ひぐっ、う、……ぁ、ぁっ……ゃ……っ」
 身体の奥深くを歪んだ欲望に汚された少年は、男の胸に顔を埋めながらくぐもった切ない悲鳴を漏らした。

 2巡目も最後となる3人目の男は、床に仰向けに寝そべると自身の上に歩夢も仰向けに寝かせ、撞木(しゅもく)ぞりの体位をとる。男が膝を立て腰を上げれば、まわりに見せつけるかのように歩夢の股も開かされてしまい、幼い幹が震える様までもが視姦されてしまう。その緊張した太腿を、下から突く男がさらに押さえ込むようにして広げさせた。
「どーよ、俺達の繋がってるところ」
「すげーエロい! ほら、歩夢のエロ穴がチンポ咥えて悦んでるところ、みんなに丸見えだよ〜♡」
 重なり合う2人の前に陣取った男が、撮影した動画を歩夢の眼前に突きつけると、元より上気している歩夢の顔がさらに赤味を増した。
「や、あぁっ……撮らないでぇっ……あ、ぃあ、あんっ!」
「ハハ、撮られてて興奮してんの? ナカうねってんのエロ過ぎっ」
 男が腰の突き上げをますます激しくすると、その律動に合わせて歩夢は高く喘いだ。
 男の上でアーチを描くように反り返った身体は、まるで俎板の鯉だ。ビクビクと跳ね上がり、おまけに胸の突起が主張しているところまで晒されてしまう。自身の顔を隠すので必死だった歩夢は、太腿を押さえていた男の手が胸に伸びるのに気づかなかった。
「やっ……ああっ!! あ、あん、そ、れやめ……あ、やあっ!」
 無骨な指が歩夢の可愛らしい胸の果実を摘み、弾く。悪戯を止めようとその腕に縋るが、逞しい身体はびくともしない。
「歩夢、おっぱいも好きだもんな。いっぱい可愛がってもらえよ……っと、見てたら俺もまた勃ってきちまった」
 男は性器を扱くと、今まさに責め立てられている結合部にそれを押しつけた。
「え、マジ?」
「まーイケるっしょ。さっき一馬だってやったんだし」
「あれは陸とだから……大人2人はさすがに壊れちまうんじゃね?」
「歩夢なら大丈夫だよな?」
 歩夢は男達の呼びかけに虚ろな顔を向けたが、何をされるか理解するとその蕩けた瞳を潤ませた。
「これ、いじょ……したら、ぼく、……ひゃう、ひ、いっ……!」
 男は少年の両足を担ぎ上げると、すでに先客のいる秘部に強引に性器を捩じ込んでいく。狭いそこを無理矢理抉じ開ける感覚は再び少年の初めてを奪うかのようで、野性的な昂りに男は唇を舐めた。
 歩夢は首を打ち振り、快楽だけでは到底賄えない恐怖も感じて顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくった。
「や、あぁあ……! やめ、だめぇえ……っ」
 何度も男達に犯されたとはいえ、そこはあまりの質量に悲鳴をあげている。しかしゆっくりとピストンされると歩夢は小さく喘ぎ、腰を揺らしてそれを受け入れていった。
「は、ひぃい……っ♡む、りぃ……、ひぐ、えぅ、や、ぁ、はうぅう……っ♡」
「くっ……、う、さすがにキッツ……けど、」
 男が歩夢の性器を扱きながら腰を突くと、間もなく歩夢は高い悲鳴をあげながら自身の下腹に薄い精液を吹き出した。
「はっ……♡は、はッ……♡ぁ、……はぃ、ちゃ……、はうぅ……っ」
「あーあ、本当に女の子にされちゃったね♡」
 言うと、縦に広げられびっちりと限界まで広げられた後孔の縁を男の指がなぞった。
 壊れる、壊されている──歩夢はその恐怖と、それだけでは説明のつかない感覚にゾクゾクと全身を痺れさせる。ひどいことをされているのに、どうして──。
「ぃや……めっ……も、ゆぅしてぇ……っ」
 孤独を恐れた少年は、それを埋める手立てとしてこの行為を受け入れている。この行為に嫌悪と罪悪感を抱きながらも、同時に快楽と安堵を得ていた。拒絶を孕む甘い嬌声は、男達の嗜虐心をますます刺激する。
「歩夢ちゃんの寂しがりの穴、ぜーんぶ塞いでやるからな♡」
 先ほど歩夢を最奥まで愉しんだ極太の肉棒が、歩夢の眼前に突きつけられる。歩夢が息を飲むのも待たず、男はその可憐な唇に赤黒い亀頭を押しつけると半ば強引に口腔内に突き込んだ。
「ん、んぶ! む、んぐっ……!」
「歩夢の喉マンコも最高っ♡」
「ゆっくり、動くからな」
 仰臥(ぎょうが)した男は歩夢が口での奉仕をしていても呼吸がしやすいように上体を起こすと、未だ片手で乳首を弄びながら緩く腰を揺らす。横入りしてきた男はゆっくりと、けれど入口から奥まで舐めるようなストロークで律動した。歩夢の口腔内を犯す男は、歩夢の後頭部を支えるようにしながら愛しむように淡い栗色の髪を撫でる。
「ふうっ……、ん、んぶ、ふ、ンうぅ……っ♡」
 歩夢はもう、右も左も、天と地もわからなかった。頭から尻まで串刺しにされているみたいに犯され、全身の甘い痺れが止まない。ずっと、ずっと達している──男達に弄られる身体は終始ビクビクと跳ねた。
 男達が好きなだけ歩夢の身体を貪り、変声期前の声が再び哀切の許しを乞う頃、男達はそれぞれに気の済むまで欲望を吐いて少年を汚した。

 男達の身体の熱が離れても、歩夢の身体は太陽の熱に灼かれたかのようにじんじんと甘い熱に包まれていた。抜かずに何度出されたものか、後孔からは夥しい量の精液がびゅくびゅくと音を立てて溢れ出ている。喉奥に吐き出された生臭い精液の味もいつまでも口の中に残っていた。
 男達は去り際、「また遊ぼうね」と笑った。まるで今日出会い、親しくなった友人かのように。
 歩夢はその約束を胸に閉じ込めるようにぎゅっと胸の前で拳を握り、身体を縮こめる。歩夢は思った。きっとまた、あの熱に灼かれることを望んで自分はここに来てしまうだろう、と。

2024/08/27


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