祝わせる(「
真剣」続き)
祝わせる
研磨の誕生日が近づいたある日、恋人のミオは、部活終わりの研磨に話しかけていた。
「研磨くん、その……今度の日曜に、研磨くんのお誕生日を祝いたいんだけど」
「研磨さん誕生日なんすか?」
ミオの言葉に反応したのは研磨ではなくリエーフだった。
ミオはリエーフにたじろいだが、リエーフは空気を読まずに続けた。
「俺も、誕生日祝いにいきます!」
「え、え?」
ミオは相変わらずあたふたするだけで、リエーフはそんなミオの恋路を邪魔していた。
「夜久、こりゃ俺たちの出番だろ」
「だな。黒尾、で、何かいい案あるのかよ?」
俺はニヤリと笑い、夜久に協力を頼むのだった。
いざ日曜、午前の部活が終われば、リエーフは、誕生日会だ!、だなんて意気込んでいる。
「おいリエーフ、お前居残り練な」
「黒尾さん?」
「そうだリエーフ、お前はレシーブを叩き込まなきゃな」
「夜久さんまで! 俺今から誕生日会が……」
リエーフの言葉は無視して、俺と夜久はリエーフを掴んでコート内へと歩いていく。
ちょうどミオが体育館まで研磨を迎えに来るのが見える。
ミオ、俺たちが手伝えるのはここまでだ。あとはひとりで頑張れよ、心のなかで呟いて、俺たちはレシーブ練を始めるのだ。
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千明さまリクエストです。
研磨くんで「
真剣」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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