痴話喧嘩

(「避けないで」続き)


痴話喧嘩



最近、ミオさんが機嫌が悪い。
なんでか分からないから、とりあえず購買でプリンやら菓子パンやらを買って持っていっていた。

「ミオさん、プリン嫌いでした?」

「べ、べつに」

いまだ俺に笑いかけてくれないミオさんが何を考えてるのかはわからない。
だけど、すねた様子もまたかわいいと思ってしまう。

「ミオさん、今日もかわいいっすね」

「出し抜けになにを……!」

喧嘩になることも多々あるんだけど。




最近、リエーフがミオに構うようになった。
毎日購買で何かを買ってはミオに渡しに来る。
餌付けじゃないんだからと思いつつ、助言はしてやらない。

ミオもリエーフもお互いに無意識なのだ。

リエーフが教室に来る度に女子がざわめきたつから、だからミオはリエーフに冷たく当たっている。
まあ、ミオもミオで冷たくしてる自覚はない。

「あれってどうみても痴話喧嘩だよな」

「……そうだね」

クロの言葉に相づちをうち、弁当を口に運んだ。

平和な昼休み、あわただしい後輩の恋路を観察する、ある日のことだ。



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千明さまリクエストです。
リエーフで「避けないで」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



161018