心配事(「
気になるひと」続き)
心配事
久々に家族で買い物に来た。俺は主に父親の代わりの荷物係だ。
今日は大きなショッピングモールに来ていて、妹のミオは珍しく単独行動をしていた。
大方母親の用事がすみ、二人でミオを探し歩く。ミオはゲーム機を抱えてレジに並んでいた。
「あら、あの子がゲームなんて珍しいわね」
「……そうだね」
ここで俺はあることを思い出す。ミオは孤爪と付き合い始めたから、今回の買い物はその影響に違いない。
合宿中もバトル系のゲームをしていたから、きっと似たようなソフトも買ったに違いない。
帰りの電車で、ミオはゲームの初期設定に夢中だった。だけどもとよりゲームなんかしたことのないミオが、そう簡単にゲームに馴染めるわけがなかった。
「京治お兄ちゃん、主人公の設定ってどうやるの?」
「仕方ないな。貸して」
この先ミオがこのゲームに馴染めるのか、攻略できるのか。あるいはハマって抜け出すなるのか。
心配事は尽きそうにない。
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千明さまリクエストです。
研磨くんで「
気になるひと」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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