興味

(「四人」続き)


興味


ゲーム仲間というのはいったいどういう関係なのだろうか。最近そんなことを考えるようになった。
おれには友達がほとんどいない。それに対して不満を持ったことはなかったけれど、最近ゲーム仲間ができたのだ。しかもその子は女の子だった。

「研磨くん、今日も手合わせ願います!」

「霜月……その言い方どうにかならないの?」

「あ、ごめん。いやだった?」

「……別に」

嫌だった? なんて、そんな風に困ったように言われてしまったら言い返す言葉なんか見つからない。それだけおれは霜月との距離が分からなくなっていたのだ。なぜなら。

「黒尾先輩って背え高いよね」

「そうだね」

「バレー部のキャプテンなんでしょ?」

「……うん」

なぜなら最近霜月がクロのことばかりおれに訊いてくるようになったからだ。なんでおれにそういうことを訊いてくるのか。答えは解ってる。おれがクロの幼馴染だからだ。でも、それ以外にも何か理由があるのではと変に勘ぐっている自分がいた。
この手の質問をしてくる女の子というのは、対外がクロに好意を寄せているからだ。

「あ、勝った……!?」

考え事をしてのゲームでは、さすがの俺も霜月に勝てないらしい。もっとも、ここ数カ月毎日のように霜月とゲームをしていたから、霜月のゲームの腕が上がったからかもしれないのだけれど。



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柚希さまリクエストです。
研磨くんで「四人」続き)です。
期待に添えたか分かりませんが精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



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