こっちに来いよ

(「おあいこ」続き)


こっちに来いよ




ある昼休み、今日は食堂で昼食をとうどんを頼んだ。
だけど普段食堂を使わない私は、そこがこんなに込むとはしらずに場所取りをするわけでもなく早く行くわけでもなく、結果うどんの乗った盆をもってあたふたしてしまった。

「霜月ー! こっち空くぞ!」

そんな私を呼ぶ元気な声。木兎さんだ。
元気な声に、木兎さんの隣にいた――確か赤葦さんといったか――は怪訝な顔をしていた。
私は木兎さんのもとに歩く。

「俺もう食べ終わるから」

いいながら木兎さんはカレーライスをがつがつとかきこみ、席をたつ。
リスのように頬を膨らませた木兎さんはなんだかかわいい。

「じゃあ、俺は行くから」

そうして私は木兎さんに譲られた席につき、若干冷めたうどんを食べるのだった。



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穂香さまリクエストです。
木兎くんで「おあいこ」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



170329