俺のことは?

(「そんな君が好き」続き)


俺のことは?




優柔不断はそう簡単には治らない。だけど今日は、そんな正確に感謝していた。
たまたま木兎くんにお昼に誘われて、私は今彼とお弁当を食べていた。

「霜月って幸せそうに食べるな」

「えっ……木兎くんだって」

「そうか?」

がばっと大きな口が焼きそばパンにかじりつく。なんだか豪快な食べっぷりがほほえましかった。

「霜月って食べ物では何が好き?」

「え? うーん、果物とか好きかな」

「へえ」

かぶがぶかぶ、と木兎くんは残りの焼きそばパンを一気に口に詰め、数回かんだあとごくりと飲み干す。そのあと飲み物を一気に吸った。

「はー。うまかった。それで、俺のことは?」

「え?」

「俺のことは好き?」

いたずらっぽく笑う彼に、だけど私はあっけにとられながらも口では小さく「好き」と答えていたのだった。



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穂香さまリクエストです。
木兎くんで「そんな君が好き」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



170522