解決策

(「拗れる」続き)


解決策



金田一が泣きそうな顔で俺に相談を持ちかけてきた。なんでも、霜月の誕プレを買うところを見られてしまい、とっさにメンズアクセを見ていたと嘘をついたのだとか。それから、そこで偶然出くわしたクラスメイトの女子と浮気を疑われているとか。

「つーかそんなに拗れてから相談するなよ」

「悪い。だけど他に相談できるやついなくて」

金田一は顔の前で手を合わせた。確かに青城のバレー部の他の面子に相談をしようものなら、たちまちからかいの的になるだろう。俺はあまり騒ぐのが好きじゃないから言いふらしたりはしないけど、今日のは少し面倒すぎて投げ出したい気持ちが沸いた。

「国見、頼む。どうやったら誤解が解ける?」

「もうプレゼント渡しちゃえば?」

「え? だってまだ誕生日じゃない……」

「誕生日までに別れたら意味なくなるでしょ。あれだよ、本当は誕生日に渡したかったけど霜月が浮気を疑うから前倒しで渡しますって前置きいれればいいんじゃない?」

「あ、ああ……」

「それはそれでサプライズプレゼントになるし。ほんとお前ら面倒くさい」

他に方法があるなら俺の方が知りたいよ。
ここまで拗れたのならもうサプライズとか言ってらんないでしょ。まあ前倒しでプレゼントしたってプレゼントには変わり無いわけだし。

「サンキュ、国見。明日の朝早速渡すわ」

先程までの困り顔はどこへやら。
金田一は晴れ晴れとした顔で練習に戻っていった。



――――――――
ゆふさまリクエストです。
金田一くんで「拗れる」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



170621