おいかける

かっこいい」続き)


おいかける



学校の帰り道、つきしまさんを見かけた。
今日は部活がないのかな、思いながらつきしまさんを追いかけるように歩幅を広める。

「つきしまさん」

呼び掛けても、つきしまさんは気づく様子はない。ヘッドフォンのせいだと思う。

追い付こうと、走り出してもなかなかつきしまさんに追い付かない。高校生って、歩くのもはやいんだ。

「つきしまさんっ!」

もう一度呼んでみても、つきしまさんは止まらない。
走り続けていた足がもつれて転んでしまった。

「っ……」

もう追い付けないかな。
悲しくなってうつむいていたら、上から声がした。

「大丈夫?」

「つきしまさん?」

私に伸ばされた手をつかみ立ち上がる。
つきしまさんは自分のポッケに手を入れて、なにかを取り出す。

「ほら、あげる」

そうして渡されたのは、いちごのあめ玉。
嬉しくて、でもどこかドキドキして、私はいちごの飴をぎゅっと握りしめた。



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穂香さまリクエストです。
月島くんで「かっこいい」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



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