うまくいかない(「
お兄ちゃんの友達」続き)
うまくいかない
蛍くんとのデート、私は失敗ばかりだった。
お茶をすれば服にかけるし、食事をしてもサンドイッチを服におとした。
なにより、蛍くんの前では普段通りに笑えなかった。
「ミオ、つまんなかった?」
「ちがっ、私、緊張しちゃって」
帰り道、不意に言われて顔の前で手をふって否定した。
つまらないわけない。嬉しすぎるくらいだ。
そんな私を見て、蛍くんはボソボソと言う。
「ミオは気が利くし、どじだけどそこもかわいい」
「蛍くん?」
「あーもう、二度はないから。僕はミオが好きだし、楽しかった、から」
最後は尻すぼみでよく聞こえなかったけど、つまりは私を誉めてくれたのはわかる。
あの蛍くんが。
嬉しくなって、繋いだ手に力を込めた。
――――――――
優希さまリクエストです。
月島くんで「
お兄ちゃんの友達」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
161116