長年一緒にいるけどこんなの初めて

この話の続きみたいなもの

酔っ払って孤爪の家に帰ってきた日の翌日の話。たまたま遊びに来た黒尾が孤爪のベッドですうすう眠る雛を見て「おやおや〜?」ってニヤニヤする。「…なに?」って怪訝な顔する孤爪に「いや?別に〜?」って尚もニヤニヤする黒尾がいる。

「その顔やめて」って嫌そうにする孤爪に「あの研磨が甲斐甲斐しく面倒見てあげるなんてねぇ?」ってくつくつ黒尾が笑う。その笑い声がうるさかったのか眉間に皺を寄せて「ん゛ん…」って雛が唸るとその頭をぽふぽふ撫でて「ちょっと、雛が起きるでしょ」って言うから益々感動する。

「いやもうほんとに大事にしてんじゃん」「そりゃ友達なんだから当たり前でしょ」「いやいやいや仮にお前、俺が酔っ払ってド深夜にここ来たらどうすんのよ」「は?何それ超迷惑。絶対家に入れない」「それだよそれ。なんでそれでその顔出来んの??」って2人で話してるけど超小声。

「けんまぁ…?」って雛が布団から顔を覗かせて眉間に皺を寄せるから「あ、ごめん。クロ来てて。うるさかったでしょ」って言ったら「くろおさ…?なんでいるの…」ってもぞもぞ布団の中に潜り込むから「何でって何で!?遊びに来ただけですけど!?」って思わず笑っちゃう。

「相変わらず朝ダメなのね、雛ちゃんは」って布団の山をぽんぽん叩きながらしゃうがないなあって顔で笑う黒尾に「本人直す気ないから」って孤爪が笑う。「皆が甘やかすからでしょうが」「クロだって甘やかしてるじゃん」「いやいや研磨さんには負けますよ」「なにそれ」って2人で話してる。

その後少しして起きた雛がベッドの上で一頻りぼけっとしてからきょろきょろして「けんまぁ、」ってとぼとぼ歩いて寝室を出てくる。「あ、起きた」「おはよ、雛ちゃん」「くろおさん、なんでいるの」「それさっきも言われたんだけど?」「言ってませんしりません」「はいはい寝ぼけてたのね」って3人で喋ってる。

時間も時間だからお昼食べようかってなるんだけど「折角だし外行く?」って言う黒尾に「やだ」「外出たくない」「おれも」「このものぐさコンビめ」って言って結局ウーバー頼むよ。「黒尾さん奢ってください」「嫌です」「けんまぁ」「はいはい好きなの選びな」ってね。

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