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「んんー、いい味。らまんひらいで、ひへらひひのに」

「…っ」


見透かしたように目を細めて、性器を口に含みながら小さく笑うその男から必死にふいと顔を背けた。

……冗談じゃない。

少し男が何かを話すたびに吐息がソレにかかって、勝手に反応してしまう。

すぐにもイきそうで、最早見て分かるほど膝が震えているけど、それでも唇をかみしめて耐えた。

(…イきたい…っ、でも、イったらだめだ…っ、)

ぎゅっと目を瞑って堪える俺に、股の間で笑う声が聞こえた。



「あーもう、強情だなぁ、ペットくんは」

「…え?ぁ、――ぁああ゛っ、ぐ…――っ、」


カリを歯で軽く引っかかれて、ナカではヒクつく内壁を擦られまくって、びび、と身体に電流が走ったような衝撃を受けた。

……腰がのけ反り、目の前がチカチカと点滅する。

性器からトロトロ溢れ出た先走りをなめとられて、ふるふると身体が震える。


やばい。やばい。
本気で、もう我慢できない。



「…ッ、ァ…っ」


汗が滲む。
息が苦しい。


―――イきたい。


それだけしか、考えられなくなる。
腹部に力を入れながら、でもこぽりこぽりと流れ出る透明の粘稠液を感じてぐ、と唇をかんだ。


「我慢しなくても蒼くんなら、しばらく来ないよ?今『彼女』とご対面中だからね」

「…っ、………?」


かの、じょ…?

今口を開いたら全部出てしまいそうで、そう問うこともできずに、ゆるく触れるような、焦らすように舐められて、ぐっと唾を飲み込む。
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