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長いこと身体を弄られ続けて体力も気持ちもとっくに限界のはずだけど、ぷるぷると脚を震わせながら必死に声を漏らして俺の指示に従おうとしている様子が凄くいじらしくて…可愛い。


「…っ、ぁ゛…っ、お、ち…っ、ひぁ゛…っ」

「あーあ、落ちちゃった。残念だけど…最初からもう一回やり直し」

「っ、ぅ…ぁ…っ、」


挿入されていたバイブが二つとも肚の肉壁の圧と重力によってずるりと抜けて、ボトッとベッドの上に落ちた。
尿道と後孔からほぼ同時に落下し、シーツ上に落ちたまま艶めかしいぬめりの跡を表面に残しながら細かく機械的な振動を続けている。

出てくる時にイイ部分を抉ったらしく、一際大きな声を上げてぷるぷると震えた腕と脚で支えられていた身体が崩れ落ちる。
ひ、ひ、と引き攣れたような声が聞こえて、ちらりとそっちに視線を向ければぼろぼろと涙を流していた。

最初やった時と同じように、自分の手で少し身体を起こして後孔と尿道に挿入するように言う。

さっきのはすぐに抜け落ちるのはわかっていた。
ただ焦って困って泣く姿を見たかっただけだ。
だから、今度は肚に咥えこんだバイブを固定できるように、腰にベルトを巻く形のものを用意した。
特注で尿道バイブも固定できるように作らせた。
白く滑らかな、汗ばんだ腰回りに黒いベルトを嵌める。
あとは、そのベルトについている数カ所の金具に、バイブ本体を固定できるようにする方の金具をひっかければ完成になる。

こうすることで、一度ナカに入れればそれ以降は尿道も肚の中もバイブの振動やピストンから逃げられないし、肉壁に押し出されて落ちることもない。

…枷もそうだけど、感じて紅潮してる色白の肌が黒色の拘束具と対照的で更にエロい。

挿入は自分でやってもらったから、ナカに入れる行為によって泣きながら数度ガクガク絶頂して、やっとのことで肚内に玩具を咥え終わったまーくんは、「や、ゆるし、ゆる、して」と俺に縋ってきたけど、今日はとことん機嫌が悪いので許すはずもない。

無表情で唇を動かす。


「もう一回」

「っ、あお、あおい…っ、ひ…っ、」

「やらないと終わらないよ?」

「…っ、ぅ…うう…っ、」


そしてまたブリッジの体勢。

ゆっくり数え始めつつも、当然のことながら耐えられるはずもないことは予想済だ。
尻を必死に持ち上げて、今度は抜くこともできず、加えて玩具によるピストンと振動に喘ぎ泣きながら、勝手に動いてしまうらしい腰を淫らに前後左右に振り、10秒も持たずに崩れ落ちる。

たまにわざと数字を忘れたふりをしながら、なんとかやりとげたまーくんの頭を撫でる。
結局計10回くらいやり直してもらった。

ご褒美にぐぽっと音を立てながらヴヴヴと細かく振動しているバイブを抜いてあげる。

引き抜くときでさえ、切なそうに熱い息を吐いて身を震わせていた。…こんな物ごときでまーくんが普段見ない表情で悦んでるのが悔しくて、機械に若干嫉妬。

挿れる前に唾液で物を舐めさせたせいか、ローションのせいか、または他の要因のせいか引き抜いたその物体はてらてらと濡れていてやけに厭らしい。


そして、精液を吐き出しながら安心したような表情で大きく息を吐き出したのを確認して、

その余韻に浸る時間を与えずに、ぎゅっと指先で根元を掴む。
もしかしたら精液出し切れずに途中で止めちゃったかもしれない。そのくらいのタイミングで。

「ぁ、っ?」と驚いたように一瞬漏らされる声を気にせずに、ぐりぐりと強く指の腹で亀頭のみを集中的に擦り続けた。見ただけでわかるほど凄い汗が噴き出てきている。やらしい。


「ぇあ…っ゛?ァ゛!や…っ、いま、ぁ、は…やらぁ゛あああ…っ、ぁ…っ!」

「…っ。ほんとエロすぎ」


AVに出てたら間違いなく一位だろうな。可愛いしエロいし、何よりまーくんだし。

イッた直後で敏感な、熱く震えている性器の先端を容赦なく擦る。ベッドシーツをぎゅっと手で握りしめたまーくんは弓なりに背中を折った。
全身を大きい刺激によって厭らしく脚を軽く暴れさせて、逃げるような動作で腰をくねらせていた。

そしてイきそうになったら指を止めて、また再開する。


「や゛、…ッぁ!、ら…ァ゛ア…っ!!ひッ、ひ…っ、ぃ…っ」、

「頑張って」


イけると思った瞬間にまたイキそびれて、更に激しい快感に涙と汗を滝のように流して大きく肩で息をするまーくんをとりあえず口先だけで応援してみた。
喘いでいるのか苦しんでいるのか判別できない嬌声が一旦弱くなって、指を動かすとまた大きくなる。

止められては与えられて、の繰り返しでM字で軽く膝を立たせていた脚を思い切り動かすから、ギシギシとベッドが今まで以上に音を出して軋んだ。
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