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いっしょにおふろにはいって、


  それから、


…………それから…?


おおきな手が、いつも、 みたいにちんちんに触れてさきっぽとかうらがわとかをすりすりくりくりしてくる。


「ふふ。気持ちいい?」


かってにおしっこのところから出てくる液体を今度は両手でびんかん、なところに揉みしだくように擦りつけられると、よけいにびくびくしてきて、せなかが大きくふるえた。

ぎゅ、と勝手におしりの中がけいれんして、さきっぽから少しずつ奥に挿れられているものをきゅうきゅうと締め付ける。

なんだかやらしくて、熱くて、きもちわるいこえが、いきが零れた。


「…お…の…は…て、…」

「ん?なんだい?」


ふるえるてで、そのふくを掴む。
こおったように固い首をゆるゆるとよこにふった。
めかくしをしているわけでもないのに、視界に映らないせんせいにこんがんする。


やめて、
やめて、
やめて、



「おれ、のはじめて、 は、 くーく、ん、に…」


だから、

と。


……でも、


「”はじめて”、ねぇ…」

「…?」

「…昔と、全くおなじことを言うんだ。面白いな」


そう小さく続けて声は嗤う。
それから、 おれの腕を掴んだ手に
…身体を引き寄せられた。

ジャラ、と揺れる鎖。
この人につけられたものではない、…束縛の、金属音。

ゆっくりと近づけられる顔に、ぴく、と無意識に眉が寄った。


「っ、」


唇を塞がれる。
舌が湿ったそれにざらりとなぞられる感触。


「君の初めては、一生彼のものにはなれないんだよ。」

「…ッ、ふ、ぁ…」

「ハッピーエンドなんて、君らには永遠に訪れない。ふふ、残念だね。」

「?―っ゛、ぅ、ぇ…」


囁かれた言葉に、わけもわからず胸がぎゅうって苦しくなる。

今おれは
すきなひとどうしがする行為をしているはずなのに。

…心をなぐってくる痛みのせいで、涙が溢れてとまらなかった。


―――――――


(はっぴーえんど、ってなに…?)

(…ほんとうに、この世界に幸せなんてあるのかな。)
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