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見つかったらどうしよう、ばれたらどうしよう。
そんな焦りと今にも泣きだしそうな気持ちで頭がぐちゃぐちゃになる。

ぱんぱんっ、ごりごり、ずぼずぼっ、


「…っ、 や゛…だぁっ、うご…っ、く、の゛…っ、だ、…っ、ぐ、…ぅ、ゔ、ゔ…っ、」


激しい律動に、必死に口を閉じてもすぐに力が抜けて開いてしまう。
すぐ、教室の外で声がする。


「ぇ、なんか聞こえない?」

「確かに、今聞こえたかも」


やばい。

青ざめて、火照っている身体から血の気が引く。

心臓がバクバクして、蒼から一瞬意識が逸れた。


「ん゛…っ、ぐ…っ、ゔ、ぅ…っ」


……瞬間、尻たぶを掴まれて、ナカの性器を締め付けるようにぐにぐにと揉まれながら脳が揺さぶられたんじゃないかって思うほど信じられない速さで激しく奥まで何度も抜き差しされる。


「これ絶対聞こえてるな。俺に犯されるまーくんの厭らしい声、もっとあいつらに聞かせてあげようか」


ぱちゅっぐちゅっ、ずちゅっ、ぬちゅっ、


「ぁ゛…っ、ぅ゛う、ぅ゛ーー…っ!!!」


やだ。やだ。

息なんてうまくできずに、大きなモノが自分の肚の中で動かされる感覚に涙が止まらなかった。


「声抑えるの、手伝ってあげるよ」

「っんぐぅ!!?」


床に放られていたネクタイを、口に突っ込まれる。


「ン゛、ぅ゛、!ぅ゛、ん゛、ぶっ、!」


布が舌の上を圧迫してて、息がしづらい。

苦しくてぎゅうっと更に圧迫して締め付けてしまう内部に、少し遅くなる律動と辛そうに堪える声。
適当にいれられただけのその布はすぐに唾液でびっしょり濡れ、揺さぶられている間に口からこぼれおちてしまった。


「あーあ、せっかく漏れないようにしてあげたのに」

「…はっ、ひ、んっ、ぅ゛、ぅ、ん゛、ぐっ、!」


落としちゃダメだろ?なんて冷たい声が耳元で熱い吐息まじりに嘲笑った。

蕩けた内壁の襞をゴリュゴリュ抉って抜き差しされる感触に、声が上がる。

奥に入ったまま揉まれたせいで、その先端がグチャグチャいろんなところを掻き回して骨盤全体がジンジンし、熱がどんどん大きくなっていく。


「だ、すげ…っ、!つ゛ら、ィ゛…っ、ぃ、゛、ン゛、ぁ、!も゛う、ぅ゛、や゛、ぁ…っ、ぃ゛、ひ、っ、ん゛っ」

「…仕方ない、な!」

「…っ、ぅ゛ぁあっ゛ぁン゛ぁぁ゛あ゛!!?」


肚の奥の蕩けた部分を押し潰すように、亀頭でヒダを勢いよく擦り上げながらぶち込まれる。
さらに奥を突くように律動が一気に速くなった。

ドチュドチュ結合部がぴったりくっつくまで腰をぶつけられ続け、前後に揺さぶられながら耐えきれない快感に身悶え、泣き喘いで背を反らす。


「…っ、…は、」

「………っ!?」


ドンっと

今まで以上に強く、圧迫するように腰をぶつけられる。
亀頭の先でゴリゴリ肚の奥を擦られ、もっと奥へと押し上げられながら潰される。

限界まで股間を押し付けられ、結合部がぴったりと隙間なく密着する。

その間も奥に亀頭が尋常じゃなく擦って、感じすぎてしまう場所をそんな風にゴリュゴリュ潰されて堪ったものではなかった。
叫び、泣き声を上げようとした瞬間唇を塞がれて、音が掻き消された。


「――〜〜〜ッ゛!!!」



びん、と奥が痺れるような凄まじい快感。
直後射精して、それと同時に蒼の肉棒を今まで以上にギュ―――と締め付けると、ドクドク熱い塊が最奥に叩きつけられる。

…熱い、大きな精液の温度。

ガクガク震え、その肚の奥を満たす慣れない感覚に泣きながら何度も身体が跳ねた。

外の人に聞こえたかなんてわからない。
その前に、波のような眠りに意識を持っていかれた。

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もう、友達でもいられない。

その頬を伝っていたのは、快感の涙か、それとも。
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