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(やだ…、これ)

ゾワリと背筋に寒気が走る。
一瞬で鳥肌がたった。


(何、何…―――ッ)


「なんひゃでる…ッ、ぁ゛ああ…!!」


一瞬で寒気が全身に走って、でもそんな俺に対してその棒は尿道のナカをスルスルとすり抜けて内壁を軽く擦る。


「ぁひ…っ、あひ…っ」


その刺激に、ぶわっと汗と涙が噴き出た。
唐突に湧き上がる尿意のようなものに、怖くなって無我夢中で首を横に振った。
いやだ。やめて。怖い。狂う。


「もっと壊れて」

「――ッ、かゆい…っ、かゆいいいいい…っ、らめ…っ、やらぁぁあ…ッ」


呂律が回らない。
喘いで叫び続けた喉は痛くて、最早声は掠れていた。
尿道に入ってくるそれに何かが塗られていたのだろうか。
媚薬を呑んだ時のように性器に異常なほどの熱が集まるのが分かる。
ドクドクと血液が異常なほど集まって、脈打つのがわかる。

もう、精液なんて出ないと思うほどに、出たのに、今すぐにでも出そうで。
怖い。

ゆるゆると尿道を弄ぶように、擦られて、くちゅくちゅと卑猥な音が聞こえる。


「もっと壊れて、たくさん壊れて、…俺のことしか考えられなくなるくらい、おかしくなれよ」

「…あ゛ぅ…ッ、」


何故か懇願するような響きをもつ声音に一瞬違和感を覚えて、でももうそれどころじゃない。
なにかが尿道を這っているかのように、異常に熱くて痒い。
掻きたい。掻きたい。ぐちゃぐちゃにしたい。
もうすでに体液でぐちょぐちょになった目隠しがじわりと溢れ出てきた涙のせいでさらに水分を吸う。
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