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「はぁ…ッ、ぁ゛…ッんぅ…っ…はぁ…あ゛、ぐ…!」


それしか考えられない動物みたいに涎を垂らしてカクカク腰を振った。
尻の穴がくぱくぱきゅうきゅうして、痙攣する性器からこぽこぽ大量の蜜を零す。バイブの弱い振動じゃ足りない。無意識にそこに手を伸ばせば、手首にかかる抵抗。ガチャンガチャンと金属の音が聞こえた。


「や、…んんっ…ふ……」


熱い吐息が唇の隙間から零れる。
すぐにでも鎖を外して、尿道を何かで掻き混ぜたい。尿道がいっぱいになるまでグチャグチャにされて、太いモノでガンガン肚の奥を突かれたい。

そうしたらこの痒みもなくなって、気持ちよくなる。もっとイクことができる。


「はぁ…ッは…っ」


(わけがわからなくなるくらい、性器を擦って肚の中も粘膜ごりごりして、好きなとこをぐちゃぐちゃにできたら、どれだけ気持ちいいんだろう)

考えるだけで期待したのか、腰が甘い感覚に痺れた。


「は…っ、ぁ゛…ッ…も゛…っ…むり゛ぃっ、くぅ゛……ん゛っ、はぁ゛、はぁ゛……」


息が漏れる。まるでセックスしている最中のように腰を振り、浮かしてくねらせる。それでも足りず触れない苦しさに耐えきれなくて、無我夢中で鎖から逃れようと手を動かした。
ただ金属音を鳴らすだけのそれは、そう簡単に外れてはくれない。

苦しい。
もっと強い刺激が欲しい。

涙が零れる。


「…ッ、も゛、だめ…ッ、」


尿道の中の棒をもっと奥に入れたくて、バイブで前立腺を、肚の奥をごりごりしてほしくて。痒みを少しでも抑えるために、弱い粘膜に刺激を与えるように腰を突き上げた。


「まーくんのココ、もっとグチャグチャに掻き混ぜてほしい?」

「――…ぁ゛アア…ッ!!」


答える間もなく、思いきり尿道の奥までくるくると回しながらその長い棒を差し込まれる。
喉を唸らせるほどの快感に矯声があがり、腰が浮く。
内壁を抉るような勢いに、息が止まる。

でも、その瞬間だけ疼きがほんの僅かに満たされたような気がした。
ぐちゅ…と音を立てて引き抜かれていくソレに、身体を震わせる。
とろとろと精液が身体から溶け出す感覚。
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