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やめてほしい。これ以上性器を刺激されたくないと思っているのに。
…でも心のどっかではぐちゃぐちゃになるくらい、性器を激しく触ってほしいとも思ってる。
刺激に応じて勃起しようとすればするほど陰嚢が引っ張り上げられて泣きたいくらい痛い。
「ふ…っ、ぅ゛、う…っ!!、や゛…だ、…っ、ぐ、ぅ…ゔ、っ、ぁっ、も…、だ、め…っ、いだ、い…っ…ッ」
これ以上ないほど性器は膨張していて、ゴムが食い込む感触が耐えられない。
射精できないのが苦しい。
呼吸をするのも一苦労で、もうほとんど酸素が吸えていない。
「なんで、こんなことされてるか分かる?」
「…っ、ぅ、ぅゔ…っ、?…っ、ふ、んん…っ、わ、かんな…っ、…ぃ、なん、れ…、」
股間に触れていた手が離れる。
ジーッとズボンのチャックをおろしていく音がして。
その音に引き寄せられるように、そっちに目を向けると蒼の手によって下着をずらされ、反り上がっている自分のソレを見下ろして、ぼろぼろと泣く。
微かに通る道から先走りを零しながらも、……赤黒くて、いつもの何倍も膨らんでどくどくと今にも射精しそうな、なのにせき止められて苦しそうな、…卑猥な性器。
「ぁ、あ…っ、あ、おい…っ、ごめ、ごめん、なさ…っ、おれ、わかん、ないっ、ぐ、れ…っ、」
何でこんなに身体中熱くて、呂律もあんまり回らなくなってて、気持ちいいことばっかしか考えられないぐらい興奮してるのかもわからないけど、でも、頭が良くていつもなんでも俺のことわかってる蒼なら教えてくれるんじゃないかと朦朧とした意識で考えた。
「こわ、ごわい、の、らす、け、…っ、あお…っ、」
泣いて、泣いて、泣きまくって救いを求めるように手を伸ばす。
「ほら、こっちおいで」
「…っ、ん、ん…?」
腰に回された腕に抱き寄せられる。
蒼の首元に顔が近づき、もたれかけるような体勢。
ふわっと鼻孔を擽る匂いに微かに安堵に似た感情が襲った。
……凄く、良い香りがする。
甘くて、上品で優しくて、くらくらする。
「こんなにエロい顔で男を誘ったら、合意だと思われるだろ」
包むように頬に触れた手に、向かされる。
…ああ、たまらないと感じた。
サラサラで、きっと意図したものではないと思うのに整えられている艶やかな黒髪。
それに、普段女性を虜にしている冷たいと感じるほど美しくて綺麗な顔。
寂しげに笑みを零すその薄く整った唇から…目が離せない。
「まーくん、俺の電話にも出てくれないし、メールも返してくれないし、…デートって言って勝手にほいほいついて行っちゃうし、……それどころか、『好き』って言うなんて、アレが勘違いしたらどうするの?」
拗ねるように乳首の先端を撫でられる。
俺の性器の先走りも指に絡めて乳首に塗りつけられ、指先でぷくっとした先端を弾かれる。「…っ、ぁ゛ひ…っ、」刺激に、身体が跳ねた。
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