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ごりゅッ。
嫌な感覚が身体の奥を突いた。


「――っ゛、?!ぁ゛、ひ…っ、ぁあ゛ッ!!」


尿道から何かさっきの細い棒みたいなものが抜かれては、奥をノックするように突かれる。
腰を引くたびに嬲るみたいにもっとゴリゴリしてくる。


「ぅぁ゛あっ!!だっ、らッ?!あひぃい゛いい…ッ…う、くっ、う、」


ブルブル振動している丸いさきっぽで、感じすぎるくらい敏感な前立腺を尿道から直接的にピンポイントで強く圧し潰すように刺激されては耐えられなかった。
おしっこ、おしっこ出そう、熱い、ブルブルで摩擦されてるところがめちゃくちゃ熱くて気持ち良すぎて怖い。悶えて腰をガクガク動かす。狂うほど涙を流した。

しかもナカにある棒をヌルヌル抜かれた瞬間、おかしなくらい硬度を増してガチガチな性器を激しく上下に扱かれて、悲鳴をあげながら身を捩る。
涙を流す。身体にぞくぞくと寒気が走った。

そんな俺の反応を見て、扱きながら狙ったように奥の方のそれを探るようにして内壁に擦りつけられ、痒いところを的確に抉ってくる。


「ぁあ゛あっ…!は、ひぎっ、ぅ゛ぅ、ぅ…っ、」


それと同時にぱんぱんに腫れあがって零れた精液でどろどろに蕩けている陰嚢をゆさゆさと揉まれる。
背中がその予想もしない衝撃に鎖を引きちぎるくらいの勢いでびくんと跳ね上がった。

どうにかして逃げようと最早本能で腕を、足を、腰を動かす。

けど、首を左右に振りながらやめてと声を上げる俺に一切手は止められることなく、グチュグチュと尿道内を掻き回すように突かれてトロトロに熱く解される。

しかもまた別のバイブでカリの段差から裏筋をゴリゴリ擦られながら、同時にタマをくにゅくにゅ揉みこまれて身体がさらにピンと跳ね上がった。


「う゛ーっ、ぁ゛、ぁあ、あ゛、ぅ゛…っ、」


ひたすらしつこいくらいに性器を弄られ続け、細かい振動で切ないほどに打ち震えて上を向いている性器からは、棒を軽く抜き差しする度に透明な蜜がとどまることなくダラダラと溢れている。


「ほら、まーくん。答えて」

「ぁ、っ、ぅ…っ?ん、ん゛っ、」


腰を掴まれて浮かされたと思ったら、後孔の穴にあてたモノをなじませるようにグチグチ往復させて、から、明らかに玩具とは違うゴリゴリした硬くてでかいモノが肚の中を埋め尽くすようにぐにゅうう…と入ってくる。予想外な、リアルで……生の性器の感触。

「…っ、ぐ、ぁ、ぅっ、か、は…っ、」熱く蕩けた肚はぎゅううって締め付けて押し返そうと肉壁で抵抗するものの、何度も小刻みにヌヂュヌヂュされたらぬるぬるしながら受け入れてしまう。…蒼の、性器。

形の良い性器が俺の肚に馴染ませるようにグチャグチャにする。気持ちいい。
性器の感触が滅茶苦茶気持ち良い。


「あー…、もう、…っ、挿れる気なかったのに」


悔しそうに呟きながらリズミカルに腰をぶつけられ、汗ばんで熱い尻たぶをもみくちゃに揉みしだかれながら奥を何度も強く押し潰されて、目の前が点滅した。


「っ、ゔあぁっ、!ゔぅ、―――…?!」


凄まじい快感で下腹部が痺れ、腰から頭、足の先まで泣き叫ぶほどの快感が襲ってきた。尿意のようなものが一気にわき上がってくる。
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