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巻き込んでごめん、と涙を浮かべながらこっちを見ているだろうその人に心の中で呟く。

ただ、消しゴムを拾っただけで。

蒼に目をつけられるなんて、予想もしなかっただろう。
同情することしかできない。
…その視線を見て、蒼がぴくりと綺麗な顔を歪ませた。


「まーくんも悪い子だな」

「ぁ、ひ!ん!ぁ゛あ…ッ、は…ッ!」


パンパン、ぬちゅっ、!グチュン…ッ。


「…ひぁっ、ぁあ…っ」


強くナカを擦られたせいでぷくっとして蕩けた前立腺がモロに抉られた。

狙ったように何度もそこばかりをこりこりごりゅっごりゅっなんてされたら、ぴゅっと性器から精液が出て、蒼のシャツにかかる。

腰を掴まれて逃げようと腰を引けば、抜いた肉棒を身体の重心全部をのせて突っ込んできた。

ぐりっと奥の奥まで挿入されて目の前に火花が散った。


「あ゛ぅ…ッ!!!ぃ、んぁ…!ぁ゛あ…っ!やめ……っ!やぁ…!」

「俺と一緒にいるのに、あんな淫乱のこと見るなんて、なっ」

「あ゛っ、」


ぐちゅん、ぐちゅんと亀頭で絶え間なく前立腺を押しつぶされ、あっけなく果てる。
全身が緊張で強張り、ひくひくと後孔が震えて、肚の中のモノを締め付けた。

一瞬だけキツそうに顔を歪めた蒼に、イッたばかりでびくびくと震えるそれを掴まれて上下にぬちゅぬちゅと扱かれる。


「や…っ、ぁ…!!は…ッ…ぁ…っ、だめ…っむり…っ」


ガクガクと身を震わせ、開いた脚を痙攣させた。
吐きそうなほど強くこみ上げてくる快感に目の前が一瞬白くなる。
ドピュッと最早透明になった液が、性器からこぼれた。


「ほら、こんなにカラダは俺のモノを受け入れて喜んでる」

「はぁ…っ、んん…っ」


目が合うと、欲情しきった瞳をした蒼が笑う。
俺の胸元にスーッと人差し指を這わせる。
その触り方がやけに厭らしくて、小さく熱く震える声を上げながら軽く身じろぎをした。


「見られて、興奮してるの?いつもよりぎゅうぎゅう締めつけてくるんだけど」

「ぁ…っ、…そ、んなことな…っ、ぁ゛…っ、はぅ…っ」


そんなことないと否定しながらも、そう言われると意識してしまう。

恥ずかしくて、見たくなくて、ふいと顔をそらすと、「かーわいい」と笑った蒼に再び精液でどろどろになった性器を擦られる。

背中に冷たい床の感触を感じながら、舌を絡めてくる蒼を拒否しようとしても顎を掴まれて強引に唇を塞がれた。

息をする間隔がこれ以上ないくらいに腰を打ち付けられて、思考の全部が持っていかれそうになる。


「ぅん…ッ、はぁ…ッ、」

「あーあ、こぼしたらダメだろ。俺の精液、ちゃんと全部ココに飲み込まないと」


くちゅりと音を立てて後孔からソレが引き抜かれると、どろりとした白い液体がその孔から零れてくる。

出てきた性器に絡みついた白いモノと、俺の後孔からどろどろと途方もなく溢れ出てくる白濁液は既にびちゃびちゃになっていた教室の床を更に汚していく。

…何度かわからないくらい吐き出された蒼の熱と俺の出した精液がねっとりと混じっている。

その光景が怖くて、恐ろしくて背けていた顔を顎を捕らえられて真正面に戻される。

無理矢理視線を合わせられた。


「や…っ、」

「…やっぱり、閉じ込めておく方がよかったかな」


そう真剣な表情で呟き、その綺麗な顔から表情が消えるのを見て、目の前が真っ暗になった。


…また、あの場所に戻ることになる。

―――――――――

(…つまり、)

(自分で動くことすら許されないということ。)
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