こんなにも苦しい

「あなたは…。」
「嵩宮先生!?」
「あんた、…一体、なにものなんだ。」

髪の隙間から見えた目を、かっと丸くした茶渡くんに、小さく笑い首を傾げた。


「まぁ、一応夜一さんや喜助さんの同類、とでも言おうかな。」
「じゃあ…先生も」
「ん?」
「…死神ですか?」



うわっ、直球!

ぽつりとどこか不安そうに呟いた井上さんに、少し考えた後「そうだよ」と頷いた。


別に隠すようなことではないからね。
どうせ分かることだし。




「じゃあ、一緒に朽木さんを助けに行ってくれるんですか?」
「えぇ、一応ね。
だから、助けるためには、あなた達が助けてもらうようなことじゃダメなの。
自分の身は自分で守ってもらわなくちゃ困る。
あと数日、君たちの修行は私が手伝うから。」
「よ、よろしくお願いします!」



元気よく顔を輝かせた井上さんと、未だに私を疑ってる茶渡くんにあえてにんまりと笑顔を向ける。



「そんじゃ、修行といこうか、茶渡くん。」



そう言って義骸を脱いだ。



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