こんな始まり

勉強部屋についた私たちは、浦原さんや夜一さんに迎えられ、出来立てほやほやの穿界門の前で止まる。



「先生も、朽木さんを助けに行くんですね!」
とニコニコしている織姫の言葉に頷くが、先ほどから背後からの敵対心というか、それが半端ない。


あれ。
つか、何で私、敵対されてるの?

なぜかピリピリしだした黒崎に、はぁとため息を付く。




「まぁ、教師といえことで、引率ですかね」
「い、引率?」
「はい。
夜一さん一人では、動きたいときに動けなくなっては適わないですから。
引率といっても、自分の身は自分で守ってくださいね。」

「よ、夜一さんの知り合いだったのか!
つか、死神って…あんた一体…」


そう黒崎がまた何か続けようとしたとき、パンパンとはじける音に遮られた。




「はーい、再びちゅうもーく!
ではいきますよー。」

ほい。そう喜助さんが指をはじくと、ドォンと砂埃を舞いあげて現れたのは、尸魂界への入口、穿界門。



白く石を積み上げたような模様をした大きく中心が空いた正方形。

その横で、喜助さんが穿界門と尸魂界への行き方を説明し始めた。


「案内役は、儂が務めよう。ただ前に進むのみ。
それができる奴だけ付いてこい。」


そう言って前に歩み出した夜一さんに続いて歩き出す。


「何寝ぼけたこと言ってんだよ。
そのためにここに集まったんだろが。」
「分かっておるのじゃな、小僧。
負ければ二度とここへは戻れぬぞ。」
「勝ちゃいいだけの話だろ。」
「その通り。」



その言葉を待っていたかのように、夜一さんは目を細め、喜助さんが穿界門を起動し始める。



「用意はいいすか?
開くと同時に駆け込んでくださいね。」
「おう!」


そう力強く頷いた黒崎達の横顔をちらりと見つめ、最後に光の中に飛び込んだ。


あぁ…その目。
やっぱり…。


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