幸せそうな君の横顔を
夕刻、空鶴さんが連れてきたのは、一護と井上さん、そしてルキア。
3人はそれぞれ用意された席に着き、食事を囲む。
一護と岩鷲が、おかずを取り合う姿を笑いながら、お猪口と徳利を持って席をたつと、金彦とルキアの間に腰を下ろした。
「一護は、いつもあぁなの?」
「え、…あ、はい!」
「騒がしいなぁ。」
そう笑いながら、ルキアのお猪口に酒を注ぐ。
私の姿を見るなり、ピシッと姿勢をただいた彼女は、なんだか動きがカクカクしている。
これは、怖がられているのか?
そうだとしたら、かなり凹む…。
「もう、怪我はいいの?」
「え、わ私は、怪我など!
…その嵩宮殿こそ、傷は平気なのですか?」
…嵩宮殿、か…。
不安そうに私の顔を見ている彼女に、慌てて微笑む。
「うん、大丈夫。
卯ノ花隊長様々ね。」
そう言って無意識にギンに刺された傷を撫でていた。
「……あの、助け「ルキア」
「は、はい?」
「安心したよ」
「え…?」
出鼻をくじかれて、驚いた表情を浮かべているルキアに、微笑むとお猪口を膳の上に置いて、体の向きを変える。
「あなたに、あんなに素敵な友人がいることを知れて。
命をかけて助けようとしてくれる仲間がいることを知れて。」
「…え。」
良かった。本当に。安心した。
これで、心残りはなくなった。
「あ、の、嵩宮殿?」
「ルキア。」
「はい。」
「朽木君のこと、よろしくね」
「…え?」
「さ、飲んで飲んで!
今日は飲み明かすよ!」
そう笑って徳利を傾けた。