NOTEBOOK

まおゆの

2019.11.28

終わらぬ仕事と書類の山、生徒会役員では無い幼馴染まで付き合わせるのは悪いとは思うが、正直居てくれるだけで癒やされる事にこの上ないので大変有難い。
「真緒、これ此処でいい?」
ファイリングされた書類を片すゆのに返事をする。抱えていた物が片付け終わったゆのは、机の上に積み上げられた書類を手伝いに真緒の側へ来る。
「まだまだいっぱいあるね、お疲れ様」
「ありがとな…、マジで助かる」
謝辞を述べながら背筋を伸ばす。学生の特権とは言え、こう机に向き合ったままだと身体もおかしくなりそうだ。
「…ご褒美貰えるならもっと頑張れそうなんだけどなー…、なんて」
疲労から思わず出た本音に冗談、冗談!と笑い飛ばそうとしたところ、ゆのは真剣な眼差しを真緒に向ける。
「じゃあ一個だけ、お願い叶えてあげる、なんてどうかな…?できる範囲で、だけど…」
今、何と。
「え、」
予想外の返答。その答えは想像もしていなかった。というか、いくら相手が幼馴染だからと言え、こちとら健全な思春期青少年。一体全体どんな返答をすればいいんだ!?