タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2022/04/07
これの続き
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「ねえ、お願いってば」
「ダメよ」
えっ、と二人同時に声が上がる。声のした方を見ればいつの間にかロビンちゃんが立っていて優雅に私の隣へ近付いてそっと腰を抱かれて引き寄せられてしまった。えっ何。めちゃくちゃ良い匂いする。なんで同じシャンプーリンストリートメント使ってるのにロビンちゃんってロビンちゃんの匂いがするんだろう。なんて思考が迷子になってしまうほどロビンちゃんの匂いは誘惑がすごくてどぎまぎする。
「なんで関係ないあんたがダメなんて言うんだよ、おれはお姉さんにお願いしてるんだ」
「ダメよ」
同じ言葉をもう一度、柔らかく微笑んでいるのに冷気が伝わるほどの冷たさと鋭さで紡がれて、びくっ、と男の子が後ずさる気配がした。それでも、なんでだよ、ともう一度吠える男の子の勇気に思わず感服する。私だったら訳がわからなくてもとりあえず謝ってしまう怖さだった。ダメな大人だ。
「関係ないことないわ」
「ロビンちゃん?」
ぎゅ、と腰を引き寄せる力が強まって腰に目を向けてからまた顔を見上げれば、ロビンちゃんの高い鼻と私の鼻がするりと触れる。
「えっ、」
「だって、こういうことをする仲だもの」
ふふ、と笑ったロビンちゃんの吐息が私の唇にかかって思わず唇を引き締めた。あまりの誘惑の暴力に思わずキュッと目を閉じた瞬間、頬に手の感触がして、ちゅっと音がした。ひゃ、と引き締めた口の中で悲鳴をあげて逃げた腰をぐっと掴まれて逃げられない。
「付き合ってる人いないって言ったじゃんお姉さんのばか! すき! 今に見てろよ!」
バタバタと地面を駆ける音と男の子の声が聞こえたけど涙で震えていたのと、私の唇を奪ったままのロビンちゃんが気になりすぎてほぼ何を言っているか脳に届かなくてとにかくごめんと念を送ることしかできなかった。ふわりと良い香りがほんの少し離れて、引き寄せられていた腰の力も弱まる。弱まっても腕の中からは逃げ出せなかったけどそれでもそのチャンスに慌てて引っ付いていた顔を離す。硬く閉じていた目を恐る恐る開けばうふふと楽しそうに微笑むロビンちゃん。
「今は付き合ってないけどこれから付き合うのだからキスくらい良いわよね?」
「だっ、えっ、だ、だめだとおもうえっ」
「どうして? だって、私だって強くてそこらの海賊に負けるつもりはないし、知識だってたくさんあるわ。それに世界であなたのことを一番大好きなのも私よ」
これだけは誰にも負ける気がしないわ、と囁かれて視界が眩んだ。
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