パパジャニWEST #2


#2
14:00

「折り紙やろうぜ」
「このコップとか一回向こう持っていこか」
「真夏、銃仕舞って」
「せやな。一番あかんな」
「絶対子供に渡したらあかんやつやで」
「ハルキ何色好きなん?何色がいい?」
「水色」
「お!私の色!」
「空色やろ」
「ほとんど一緒ちゃう?」
「全然ちゃうから」
「ほら、空色ジャスミンが言うてますよ」
「ハルキが折れるの見せてみてよ」
「私も1枚ちょうだい」

神山、望月にオレンジ色の折り紙を手渡す。

「できた?早っ!」
「できた」
「できた!」
「紙飛行機作る?」
「誰が一番飛ぶかやる?」
「ハルキ、飛行機ビューン!」
「かっっっわい」
「どこが?」

教え上手な神山の隣でハルキと一緒に飛行機の折り方を学ぶ望月。

「神ちゃんはやっぱり教え方が上手いね」
「真夏も子供に見えてきた」
「でかい子供やな」
「モノマネ見て?」
「菅官房長官」
「はまちゃん撮ってあげて」
「ええよー」
「新しい元号は、令和です」
「こっちに目線くださーい!!!」
「カメラマン近い!うるさい!」






紙飛行機
望月真夏の挑戦

「ほい!」
「うわ!意外と上手い!」
「嘘やん!」
「俺よりいった?」
「いってないんちゃう?」
「真夏ちゃん2位やな」
「真夏のオレンジやん。俺も同じ色やから俺も2位にならん?」
「ならん」
「空色なかった?」
「ハルキが水色やから被るかなって」
「次俺!」






はまちゃん罰ゲーム

「ちょ、トイレ行ってもええ?」
「このタイミングで?」
「はまちゃんの罰ゲーム見たってや」
「いや、ええよ。真夏結構お腹弱いから」
「我慢せんでもええって」
「ハルキもトイレ大丈夫?行きたいとき言ってな?」
「大丈夫」
「ごめんすぐ戻る!」
「真夏待って、スタッフさんにトイレの場所聞いてな?」
「そうや!和室のトイレはカメラ入ってるからあかんで!」






「ワン!」
「え、なに?犬?」

ジリジリジリジリジリ!!!

「「「あははははは!!!」」」

「トイレ行ってる間にえらいことになってる」
「ワン…」
「こっち近づかんといて、ちょ、こたき、」

犬の真似をした小瀧が望月に覆いかぶさるように腕を回した。

「真夏ちゃんがスベリ犬に襲われてる!」
「スベリ犬言うなや!」
「小瀧、離れて」
「はい」






15:00

「アイスクリーム食べる人!」
「はい」
「流星と行ってき」
「シューーーー」
「ここ片づけちゃうか」
「折り紙ちょうだい。まとめるわ」
「真夏の足元に折り紙落ちてる」
「はいはい」
「コップって全部持ってったけ?」
「さっき持ってった」
「おしっこついちゃったって」
「ついちゃった?」
「着替え、大きいほうのカバンやわ」
「バナナ食べてええ?」
「ええよ」
「真夏も食べる?」
「今はええかな」
「真夏ってアイス大丈夫なん?体型整えてなかった?」
「ちょっとくらい大丈夫」
「ならええけど。あかんかったら言うてな」
「ありがとう」






「手を合わせてください」
「いただきます!」
「よし食べよう」
「あれ?開かへん」
「真夏、ん」
「あー、ありがとう。冷た、でも美味しいな。ハルキ、美味しい?」
「うん」
「良かったなー」
「真夏がハルキに慣れだしてる」
「怖くないん?」
「ちょっと慣れてきた」
「これ、真夏の成長番組っぽくなってきたな」






「じゃんけんしよう。さすがに俺も歯磨きはやったことないから」
「できる人おらんの?」
「無理やわ」
「勝った人2人?」

「「「じゃんけんほい」」」

「はまちゃん、小さくボケんといてや」
「じゃあはまちゃんとー」
「なんで!?」

「「「じゃんけんほい」」」

「お!とも?ちゃうわ、神ちゃん!」
「それもうええて、ともで」
「この2人やったら安心やな」
「はよ食え」
「知覚過敏やから遅いねん!」
「あ!そうやったな!」
「イジんなや!メンバーやったら知ってるやろ!」






子供をあやすのが上手い桐山。
ハルキを抱っこしたまま望月に近づいていく。
望月も笑って2人を抱き留めた。

「うりゃー!しゅー!あ、知覚過敏のお兄ちゃんと可愛いお姉ちゃんや!」
「ハルキおいで!お姉ちゃんやで!」
「突撃!うりゃー!」
「はいキャッチ!捕まえたで!」
「ほんまに親子みたい」
「嫌や」
「真顔で否定すんなや」






「ハルキ、しげちゃんの歯綺麗やろ?数えてみて?めっちゃ多いで?」
「そうやで?100本あんで?」
「そんなないわ」
「あっちも歯磨きしてるで」
「助けて!」
「おっさんの歯磨き誰が見たいねん」
「ハルキでも自分でやってんで」
「一回口すすぎましょうか。アシスタント真夏!」
「私!?」
「指名されたで」
「早く行き」
「もー嫌やって、小瀧のあの絡みろくなことないもん」
「アシスタント真夏!早くコップに水を!」

望月が嫌々持っていったコップを桐山が受け取る。

「しっかりすすいでくださいね」
「え、私これだけ?」
「巻き込み事故や」
「くちゅくちゅしてきて」






16:00

「神ちゃんは絶対夕食準備班じゃない?」
「ほんなら真夏もこっちに欲しい」
「私で大丈夫?料理の腕はほんまに普通やで?」
「でも上手いやん。お酒のつまみとかすぐ作れるしさ」
「お酒のつまみ!」
「確かにそうやけど、ハルキはお酒飲めへんから」
「真夏ちゃんのつまみ美味しいよな」
「居酒屋メニューほんまに得意」
「やめて!子供番組なのにお酒好きがバレる」
「みんな知ってるわ」
「真夏は準備とか片づけとかパパっとやってくれるからいてくれると助かる」
「じゃあもちもんち残って、料理できる人はこっち担当してほしいからあと照史とのんちゃんやろ」
「ええよ」
「やるわ」






16:15

「眠くなった。おらんくなったら」
「おかんの気持ちが分かるな。やっと私の時間!」
「あははは!分かる!お母さんそっくりやわ!」

「茶碗蒸し作ったことある?」
「ないです」
「ないです」
「俺もないです」
「プリンならある」
「プリンはちょっとちゃうやろ」
「工程は似てるけどな?卵蒸すし」
「じゃあ真夏茶碗蒸し行く?あ、でもあれか、神ちゃんが真夏ほしい?」
「欲しいっていうか、真夏は全員の手伝いで動いてもらったほうがええかもね。片づけとか下準備とか。いけるやろ?」
「いけると思う」
「俺の方もちょっと手伝ってな?」
「もちろん」
「とりあえず米炊くか」


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