ゴツめスニーカー
「12月のジャニーズWESTのbayじゃないか。始まりました。今月は望月真夏と？」
「え？あ、お互いの名前言うん？小瀧望でお送りします」
「はい、12月です」
「うん？あ、そうですね、はい」
「12月ですよ？真夏さん？」
「聞こえてます」
「12月」
「なにこれ？今日の小瀧めっちゃ絡みづらいねんけど」
「12月といえばね？なんですか？」
「年末」
「クリスマスやろ！！！」
「声でか！」
「クリスマスです！一大イベント！なにするんですか？」
「365日の1日として過ごします」
「それどっかで聞いたことあるやつ！」
「たぶん、お仕事じゃないですか？むしろお仕事あったら嬉しいですけどね」
「そうやけどさ！サンタさんくる日やで？いい子にしてた子供にプレゼント渡す日やん！」
「のじょむくんはいい子じゃなかったのでサンタさんは来ませーん。はい、チーム名決めましょう。なんにしますか？」
「……」
「リスナーさんに小瀧のこのふくれっ面をお送りできないことが辛くてなりません」
「……」
「完全に拗ねてるんですけど、無視して進行しまーす。チーム名ね、なんやろ、2人まとめて呼ぶときはこたもちって呼ばれるけど、そんな浸透してないやろ？たぶん」
「……」
「ユニット曲もないしな。あれ？もしかしてなんも共通点ないんちゃう？」
「……」
「チーム名『なんもない』にしようかな。そういうのもありやろ？」
「……」
「……のじょむくん、あとで欲しいもんメールして」
「っやたーーーーー！！！」
「もーほんま嫌。その甘えた目すっごい嫌。確信犯やん」
「品番から色まで事細かにメールするんでよろしくお願いしまーす！」
「嫌やって、はまちゃんの誕生日もあるし」
「うちもクリスマスプレゼント交換しようや。Hey!Say!JUMPはやってるらしいで？」
「うちはHey!Say!JUMPちゃうもん」
「嫌々言うてるけど毎年俺にクリスマスプレゼントくれるやんかー」
「こうやって駄々こねるからやん。もういくつ？子供って歳ちゃうやろ」
「子供なの！いつまでも大きい赤ちゃんなの！」
「じゃあ大きい赤ちゃんはさっさとチーム名決めてください」
「はーい。あれは？今日2人ともスニーカーお揃いなんよ」
「お揃いにするつもりなかったんよ。ほんまに偶然」
「俺はこれ自分で買ったんやけど、真夏は貰ったんやっけ？」
「流星が今年の誕生日にくれてん。全部真っ黒でちょっとゴツめのスニーカー」
「じゃあチーム名は『ゴツめスニーカー』で」
「なんかゆるいな。まあええか。『ゴツめスニーカー』でお送りします」