冷たいぶっかけうどん大390円



「ジャニーズWESTのbayじゃないか!今週も始まりました。今日のメンバーは、桐山照史と?」
「望月真夏でお送りいたします。……え、私のスパン短ない?」
「ほんまやな。先月もやったろ?」
「そうそう、2ヶ月連続ですよ?ありがたいけどなんで?」
「これな?俺も不思議やったからスタッフさんに聞いたんやけど、リスナーさんから大量のメールが来たらしいで?」
「メール?どんな?」
「9月は絶対きりもちでやってくれって」
「えーなんで?」
「真夏の誕生日やから、ファンは俺に祝ってほしいんやって」
「あ、そういうこと?」
「公の場で真夏の誕生日をお祝いする俺が見たいらしい」
「ジャスミンって謎やな。よう分からん」
「毎年お祝いしてるけど普通やんな?」
「普通普通。おめでとー言うてプレゼントもらって終わり」
「ファンが望んでるようなきゅんきゅんした展開にはなりませんよ?」
「絶対ないと思う。普通にラジオするで?」
「これさ、真夏の誕生日近い回でおめでとうやるってネタバレやんな?」
「ほんまやね!サプライズはないね!」
「バレてるんやったらもう要望言っとこう。何ケーキがええ?」
「ケーキな、うーん、生クリーム少なめのフルーツたっぷり系で」
「ああ!いいね!フルーツ系!」
「なるべく甘くないやつで。照史甘いものあんまり得意じゃないやろ?」
「これはあれですか?真夏さんの誕生日ケーキは僕も一緒に食べれる感じですか?」
「もちろんですよ」
「ありがとうございます!でもほんまにフルーツケーキでええの?俺に気遣わんと好きなの頼んでええで?」
「せっかく一緒に食べるんやから照史も美味しく食べられるケーキにしようや。私フルーツも大好き」
「ありがとうな。……誕生日プレゼントは?なに欲しい?これ録ってるときはまだ誕生日前やからさ。俺まだ買ってないねん」
「えー、なんやろ。いらんかな」
「いらんって、1番困るやつやん」
「お祝いしてくれるだけで十分嬉しいで」
「あ、また1番困るやつ。欲しいものないの?」
「体力」
「これ以上蓄えてどうすんねん」
「ともとガンガンに踊る曲作る」
「淳太くんが死ぬからやめて。物で言うてや」
「物?……あ、一個あった」
「なに?」
「乗り越しラブストーリーで歌ってたやつやりたい。しげちゃんが作った歌詞が良すぎて憧れてん」
「流行りのキャップ?実はサイズきつい?」
「そうそれ。青春っぽいし、キャップあんまり持ってないし」
「ええけど、俺も真夏も入るやつって限られてくるで?真夏頭ちっちゃいやろ?」
「分からへん。サイズ測ったことない。照史いつもキャップ被ってるやん。オススメのやつちょうだい」
「これあれやな。全然プレゼントするけど、たぶん2人でシェアはせえへんと思うで?」
「……あー、せえへんな。私気に入ったものはずっと使っちゃうから」
「それでもええか。よし、じゃあ今年は私桐山照史が真夏にキャップをプレゼントします!楽しみにしててください!」
「ありがとうございます!」
「ってまとまったところで、チーム名決めますか」
「そうやった、忘れてた。なんにする?」
「特技リバウンド?」
「でも今結構整ってるからリバウンドしてないで?」
「そうなんよ。俺も真夏も絞ってんねん」
「他のチーム名にしよう」
「あれは?チーム乙女座」
「しげちゃんも乙女座やもん」
「そうやったわ」
「私も照史もうどん好きやん?『冷たいぶっかけうどん大390円』は?」
「ああ、よう食べるな。あそこのうどん美味いねんなー」
「金額入れたらなんかおしゃれになった気がする」
「大塚愛さんの曲名みたいやな」
「塩タン食べたくなってきた」
「さっき絞ってる言うたばっかりやで」
「編集でカットしてください」
「無理です。…えー、今週は桐山と真夏のチーム『冷たいぶっかけうどん大390円』がお送りします!」


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