「おい、こんな所で寝てんじゃねェよ。確かに昼間は暖かかったがな……」

「いいじゃなですかぁ、暖かいんですから」

春のような気温だったせいか、お昼からずっと縁側で寝ていたようだ。
そんな私に気が付いた土方さんが、起こしに来た。

「日が落ちりゃ冷え込むんだ、風邪ひくぞ」

確かに少し肌寒くなってきた。
春みたいな気温だったとは言え、冬だ

日が落ちれば気温はガクッと落ちる
でも、動きたくない……。

「土方さんが運んでくださーい」

「あ゛ぁ!? 何で俺が部屋まで運んでやらねェといけねェんだ!!」

運んでと言ったら、もの凄い勢いで拒否された。

「いいじゃないですかぁ。上司なら、部下を思いやらないとだめですよ」

「冗談じゃねェ……置いてくぞ」

土方さんはそういうと、歩き始めた。

私はじー、と背中を見つめる
その視線が痛かったのか

「………だァァァ!! 連れてきゃ良いんだろう、連れてきゃっ! おら、さっさと起きろ!!」

「やった!」

私は土方さんの胸にダイブした。

「前に抱き着いてどうする、背中だ背中、負ぶってやる」

「えー、土方さんの厚い胸板がいいのにー」

土方の胸板にすりよる。
猫みたいだ。

「ったく……世話の焼ける女だ」

憎たらしく悪態をつく土方に、落とされる可能性があるので、文句を言わず抱き付く。

「チッ、こんな事オメェじゃなけりゃ絶対ェしねェ……」

ボソッと土方が零した。

「何か言いました?」

聞き取れなかった言葉をもう一度聞こうとしたが教えてくれなかった
そんな土方の顔は仄かに赤くなっていた。


昼寝日和

(土方さん、添い寝して下さい)
(なっ、冗談言ってねーで寝ろっ!!)

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