途方のない祈り

…まずい、どう考えてもおかしい。

あろうことか、善逸が忽然と姿を消した。
昼頃までは狂ったように三味線をかき鳴らす音が聞こえていたのに、捜査に乗り出した途端にぱたりと行方が分からなくなってしまった。
探っても探ってもどこにも気配が見当たらず、嫌な汗が背中を伝う。

必死に辺りを見回していると、襖が一部分だけ外され不自然に荒れた部屋が目に入った。
客が酔って暴れでもしたのだろうか、店の子たちが数人片付けに勤しんでいる。ひとまず情報収集がてら輪に入っておこう。

「私も手伝うね」
「あ、ありがとう助かる」

比較的歳が近くて話しやすそうな子に声を掛ける。いそいそと動き回る店の子達のどこか怯えたような様子が気になり、話を聞いてみる事にした。

「何かあったの?」
「新入りの子が蕨姫花魁の気に触る事をしちゃったみたいで…」
「え、新入りって」
「あの黄色い髪の子、善子ちゃんだっけ」


やっぱり、善逸だ。
どういう経緯かは分からないけれど、潜入任務中にわざわざ自分から面倒を起こすとは考えにくい。おそらく、鬼が一枚噛んでいる。
早いところ居場所を突き止めないと厄介な事になりそう。それに彼の安否も心配だ。

「今どこにいるか知ってる?私と一緒に入った子だから、心配で」
「気を失っちゃったから寝かされてたみたいなんだけど…いつの間にか部屋からいなくなってたらしくて」
「…そっか、」
「噂では足抜けしたのかも、って…あの子このまま働いてても切見世行きにされちゃうだろうし」
「きりみせ、って?」
「お客さんがつかなくなったり病気になっちゃったりすると送られるの、ここよりもずっと待遇が悪いのよ」

足抜けに切見世、どちらも鬼にとっては都合の良い目眩しだ。いくらでも偽装が効くし、突然遊女が居なくなったとしても怪しまれる可能性も低い。

「そういえば何日か前、急に体の具合が悪くなって切見世へ送られた遊女がいたの」
「急に…、元々体が悪かった訳じゃなくて?」
「うん、何度かお話ししたけど綺麗で優しい人だったよ、名前は…雛鶴さん、だったかな」

思わぬところでその名前を耳にした。雛鶴さん…宇髄さんの奥さんだ。
突然具合を悪くした、というのが気になった。もしかすると鬼の血鬼術によるものかもしれない。無事なのだろうか。

「彼女がここを離れる時、蕨姫花魁が自分の上等な帯を餞別に手渡してて…花魁が贈り物なんて珍しいねって皆話してたの」
「…ねぇ、切見世ってどの辺りにあるか分かる?」
「え?街の一番東側だけど…」
「東ね、ありがとう!じゃあまたね、」


女の子にお礼を告げて足早にその場を立ち去る。またねと言ったものの、きっともう会う事はないだろう。
これ以上私がここに留まる必要はない。善逸はもうこの店にはいないだろうから。
おそらくどこか別の場所で身を隠しているか、あるいは鬼に捕まって身動きが取れなくなっているか。命の有無なんて出来れば考えたくないけれど、生きていると信じて行動するしか選択肢は無い。


定期連絡の時刻を少し過ぎている。急いで向かうと、すでに炭治郎と伊之助がいるのが見えた。

「ごめん遅くなった、…宇髄さんは?」
「俺達には務まらねぇ任務だから、ここを出ろだとよ」
「え、」

宇髄さんがそう言うという事は、もう核心に迫っているのだろう。
私たちとは比べ物にならない程たくさんの任務に当たり戦闘経験も多いのだ、きっと今回戦う鬼がどれ程の力を持つかくらいは感覚的に分かるのだと思う。

「足手纏いになるとでも思ってやがんだ」
「違うよ伊之助、宇髄さんは俺たちの事を心配して言ってくれてる…たぶんここにいるのは相当強い鬼なんだと思う」
「上弦の鬼…かもしれないね」

私の言葉を聞き神妙な面持ちで頷く炭治郎と、いつもより落ち着いた様子の伊之助。
二人は無限列車の任務で上限の鬼と出くわしている。その力を痛いほど知る彼らそれぞれに思う事があるのだろう。

「伊之助の情報と照らし合わせると、鬼は建物の中の通路で行き来してる…つまり店で働いてる者なんじゃないか、って」
「…なるほどね、」

ここまで情報が揃った事でますます怪しさが浮き彫りになるのは、京極屋の蕨姫花魁だ。
雛鶴さんに手渡していた帯というのも、何らかの脅しの道具だとすれば説明が付く。それに善逸の騒動の事も。

「雛鶴さんの居場所が分かったの、おそらく鬼の監視下で動けないか何かだと思う」
「本当か!じゃあ、須磨さんとまきをさんもきっとどこかに、」
「うん、そうだね…私、雛鶴さんを助けに行くよ」

宇髄さんの指示に反する事になってしまう、けれどこのまま見捨てて帰るなんてできない。
ぎゅっと拳を握って決意を固めれば、同調するように炭治郎が大きく頷く。

「俺は、宇髄さんの奥さん達はみんな生きてると思う…もちろん、善逸も」
「残りの嫁二人と紋逸は俺が絶対見つけてやるぜ!そうすりゃお前よりも俺の方がすげえって事だろ、名前!!」
「…二人とも、」


正直、ずっと不安で堪らなかった。
もし善逸がこのまま見つからなかったら…そんな縁起でもない事を考えるのはよそうと、何度も嫌な思考を振り払って。
そうやって一人で葛藤しているうちに脆い心が消極的な思考を呼び、とうとう存在までもが孤独になってしまいそうになる。

でも、一人で戦う必要なんてどこにもなかったんだ。


「絶対、みんなで生きて帰ろう」


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後ほど伊之助のいる荻本屋に集合する事に決めひとまず解散した。
あの情報が確かなら一刻も早く雛鶴さんを助けに行くべきだけど、さすがに共同任務で自分勝手に動くのは良くない。
どうにかこの事を宇髄さんに伝えなければと、屋根の上で辺りを見回しつつ気配の揺らぎを慎重に探る。初任務で怪我をして以来、寝る間も惜しんで励んできた鍛錬。気配感知の精度は上がっているはず。

呼吸で感覚を研ぎ澄ますと、ざわめく花街の喧騒がゆっくりと遠のいていく。
ゆらりと燻る独特な気配を感じたかと思えば、こちらが動く前に背後から声を掛けられた。

「お前さては妙な能力持ってやがるな」
「っ、宇髄さん!」
「あいつらから聞かなかったか?ここを出ろって」
「宇髄さん、雛鶴さんの居場所分かりました」
「…本当か、」
「切見世に送られたそうです、街の東側」

悠長に喋っている時間はないと矢継ぎ早に情報を伝えると、宇髄さんは聞く耳を持ってくれた。

「それと…鬼の正体はおそらく、京極屋の蕨姫花魁です」
「なるほどな…なら裏取ってから乗り込む、その前に切見世だ」
「あの、そちらは私が行きます」
「何?」

そう申し出ると、宇髄さんは眉を寄せて訝しんだ。ぴりぴりと伝わる緊張感に潰されないよう、冷静な口調を崩さず言葉を選ぶ。

「…潜んでいるのは、上弦の鬼なんですよね?」
「ああ、おそらくな」
「だとしたら尚更です、宇髄さんは一刻も早く鬼のところへ」
「悪いがそれは聞いてやれねぇ、嫁の方が遥かに優先順位が上だ」
「奥さんが心配なのはよく分かります、ですが
本当に鬼が上弦なんだとしたら…罪のない人たちが大勢死ぬ事になります」

宇髄さんは黙ったまま微動だにせず、私の目を真っ直ぐ見つめている。
その鋭い眼光に怖気付きそうになるのを堪えながら、ひたすら目を逸らさず見つめ返す。


「雛鶴さんは私が必ず生きて助け出します、ですから…お願いします」


そこまで言い切って、深々と頭を下げる。
少しの沈黙の後、頭上で短く息を吐く音が聞こえて顔を上げた。

「…左目の下に泣きぼくろがある女だ、動けるようになったら吉原を出ろと伝えてくれ」
「っはい、分かりました」
「それから付近の店の人間を安全な場所に誘導しろ、おそらく派手な戦闘になる」
「承知しました」
「…任せたぞ」

一つ大きく頷いて、ほぼ同時に駆け出す。託してくれた信頼を絶対に無駄にはしない。
煌びやかな灯りと音楽が彩り始めた街を見下ろしながら、目的の場所へと足を動かした。


街の最東に位置する区画、賑やかな中心部から外れたその通りに立ち並ぶ古びた長屋。
同じ吉原だというのにこうも空気が違うものなのか。
さすがに会った事のない人の気配は分からないし、やはり誰かに尋ねるしかなさそうだ。とはいえ、この雰囲気にそぐわぬ風体では怪しまれてしまう。
宇髄さんの鼠から受け取った刀は一旦背中に隠し、隊服も見えぬよう羽織の前をきっちり閉める。手拭いで口元を覆い、髪は纏めて羽織の内側に入れ込んだ。
低めに喉を鳴らすのを意識しつつ、呼び込みをする女性に声を掛ける。

「失礼、雛鶴という遊女はどちらに?」
「ええ?女に会いたきゃ金を払いな」
「ああ私は薬師ですよ、生憎遊びでなく仕事でしてね」
「なんだい紛らわしい、一つ向こうの路地の一番奥だよ」
「どうも」

それとなく誤魔化せたようで安堵する。
言われた場所へと急いで向かうと、そこは一際静かで人気の無さが際立っていた。
帯刀し直して扉を勢いよく開けると、部屋の片隅に倒れ込んでいる女性と、奇妙に蠢く帯が目に入る。


「雷の呼吸、弐ノ型、稲魂!!」


連撃を浴びせた事で帯はパラパラと細切れになって動きを止めた。けれど、鬼特有の嫌な気配が消えない。

「っ、これを、使って…!」

その声に振り返るといくつものクナイがずらりと鈍く光っている。けれど壁に磔にしておけるほど強く打ちつけるには、私の力では無理がある。
おそらくこの帯は鬼の体の一部、分身だ。どうにか弱体化させる方法は、と必死に頭を回転させ一つ策を思いつく。

「お借りします!」

懐から小瓶を取り出して、その中身をクナイの上にぶち撒ける。
毒の染み込んだそれを切れ端一つ一つにざくざくと差し込み続ければ、帯はようやくただの布切れと化した。
よかった、私の毒でも通用しそうだ。
そう安堵したのも束の間、後ろで苦しそうに咳き込むのが聞こえ慌てて駆け寄る。
左目の下に泣きぼくろ…間違いない、雛鶴さんだ。

「っ雛鶴さん大丈夫ですか、」
「あ、あなたは…?」
「私は苗字名前です、宇髄さんの代わりにあなたを助けに来ました」

肩で息をする雛鶴さんは明らかに衰弱した様子だった。
全身の血管に毒が回っているのが見え、袂から錠剤の入った包みを取り出す。

「これ飲んでください」

念のためにと解毒薬を持っておいてよかった。
上体を少し起こすようにして口に含ませる。嚥下したのを確認してゆっくりと体を横たえた。

「神経毒全般に効くように作ってあります、安静にしてて下さいね」
「はい…、」
「雛鶴さん、どういう経緯でここに?」
「蕨姫花魁に目をつけられて…動くに動けなくなってしまって」
「それで自分で毒を…」

蕨姫花魁が鬼なのは間違いなさそうだ。
おそらく善逸は音で鬼だと気付いたはず、それと同時に向こうにも勘付かれたんだ。

「宇髄さんからの言伝で、動けるようになり次第ここを出るようにと」
「…天元様…、」


きっとこの人は、鬼と戦う宇髄さんの元へ戻ってくる。そう雛鶴さんの気配で察してしまった。
忍の掟や生き方なんて分からないけれど、心から自分の大切な人を案じる気持ちは痛いほど分かる。
大切な人を守りたい、力になりたい、信じたい。
私達だってそう。だからこうしてこの街に残っているのだ。

「…これ、一つ置いていきます」

毒の入った小瓶を床にそっと置くと、雛鶴さんははっとした様子で俯いていた顔を上げた。

「さっきの帯に効いたので、鬼本体にも少しならば…足止め程度にはなるかもしれません」
「…名前さん、」
「では私はもう行きます、薬が効いてくるまではそのままで」
「ありがとう…、どうかお気を付けて」


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切見世を後にした私は宇髄さんの指示通り店の人々へ避難するよう伝えて回るけれど、人喰い鬼が暴れていると言っても信じてもらえず予想以上に手こずってしまった。
やむを得ず、火事だと叫べばどの人も耳を傾けてくれたのだった。騙すようで心が痛むが、これも人命の為だと自分に言い聞かせ訴え続ける。

その時、中心部の方から一際大きな音と煙が上がった。
何かがガラガラと崩れるような音に妙な胸騒ぎを覚え、堪らずその方向へ駆け出す。
音のした場所に近づくにつれて見えてくる、私のよく知る気配が三つ。
炭治郎、伊之助、善逸…、大丈夫、みんな確かに生きている。
だけど、唯一宇髄さんの安否が分からない。激しい戦闘の最中であっても気配を消しているというのか。

ふと目に入ったのは地面に散らばるクナイ。それを一つ手に取り匂いを嗅ぐと、微かに藤の花の香りがする。
紛れもなく私の毒が塗布されたそれに、やはり雛鶴さんはここに戻って来たのだと確信する。


「…っ!!」


目に飛び込んできた光景によって、思考が一瞬で停止した。
やけに静まり返ったその一角に倒れている宇髄さんの姿。地面に転がるその左腕を視界に捉え背筋が凍りつく。
まさか、嘘だ、宇髄さんが。
状況はどうなってるの。鬼は、三人は。

荒くなる呼吸を必死で抑えると、微かに揺らぐ気配を捉えた。
その方向に瓦礫に埋もれた黄金色が見え、さっと血の気が引いてゆく。下半身は完全に家屋の下敷きになってしまっている。
もつれそうになる足を必死で動かして駆け寄れば、彼は地を這うように伸ばした腕を彷徨わせていた。青白く見えるのは月明かりのせいなのか、それとも血を流しすぎているのか。
止まらない震えを誤魔化すように、その手を強く握り締めた。

「っ善逸…!善逸!!」
「名前、ちゃん…、」

抜け出そうともがく腕を掴み力一杯引いてみるものの、当然私一人の力ではどうにもならない。
ぐっと唇を噛み締める。呼吸もままならず苦しむ善逸を前に、私は何もしてあげられないなんて。

「っごめん、ひとりに…しないって、言ったのに…っ」
「だめ、喋らないで、余計に苦しくなるから…!」
「無事、だったんだ、ね…よかった、」


本当に、本当にこの人は。
こんな状況で人の心配してる場合じゃないでしょ。
悲しみと憂いとやるせなさが集約され、鬼に対する怒りへと変わっていく。
心に火が灯る傍ら、頭では水が揺蕩う。そんな不思議な感覚に導かれ、意識の端で鋭敏に鬼の気配を捉える。
屋根の上に帯を纏った女が佇んでいるのが見えると、殆ど反射的に体が動いていた。


「雷の呼吸、伍ノ型、熱界雷!!」
「っ!また喧しい鼠が一匹」

技をかわされ、切り裂いた帯だけが宙を舞った。無数の帯がこちらへ伸びてくるのを受け流しつつ、あらゆる方向から何度も頸を狙う。

「あの黄色い頭と同じ太刀筋ね…突っ込んでくるしか能がないアイツよりはマシってとこかしら」

その口振りから善逸を酷い目に遭わせたのはこの鬼だと察し、その瞬間心臓が更に熱く脈打ち始め体温が上昇する。
心がぐつぐつと煮え滾るのと対照的に頭は海の底のように静かで冷たい。

「…絶対、許さない」
「何、もしかして恋人?不細工同士お似合いじゃない」

馬鹿にするような口調でそう言い放ち、見下すような笑みを浮かべた。

「でも目だけは瑠璃みたいに綺麗ね、そのままそこに付けとくなんて勿体ないわ!」


また帯の攻撃が来ようかというその瞬間、ドンッという衝撃音が鳴り地上に砂煙が上がる。
そちらへ視線を動かす前に、目の前で黄色い羽織がはためいていた。

「俺の事はいい、でも名前ちゃんを侮辱するのは許せない」
「はぁ?」
「それに彼女は外見も内面も綺麗だよ…申し訳ないけど、君よりもずっと」
「…っ舐めた口利きやがってこの不細工が!!」


「雷の呼吸、壱ノ型、霹靂一閃…神速」


一層眩しい稲妻を纏った善逸が繰り出した技は、普段のそれよりも更に凄まじい速さだった。
その勢いでしっかりと頸の帯に刀が食い込み、善逸はそのまま振り抜こうと足の踏み込みを更に深くする。
地上で聞こえた雄叫びに意識を向ければ、別の鬼の頸に刃を振るう満身創痍の炭治郎と、その傍らには宇髄さんの姿。
立っている、動いている、生きている。その事実が何よりも心を揺るがす。

ぎりぎりと拮抗したままで踏ん張る善逸の姿に、何とか加勢するべく軸足を踏み込んだ。
このまま私が逆側から帯に負荷を掛ければ、いける、斬れる!

「壱ノ型、霹靂…」
「っ調子乗ってんじゃないわよ!!」

まさに斬り掛かろうかというところへ、帯の強烈な一撃を食らってしまう。
腹部を抉るような殴打に呼吸が乱れ、足を掬われた体は簡単に空中へ放り出される。
息ができぬ程の痛みと衝撃で、受け身を取る間もなく屋根の上から地面へ叩きつけられた。

「っ、かは…ッ!!」
「名前ちゃん!!!」

善逸の足元が徐々に不安定になっていく。このままではまた劣勢を強いられる事になる。
何とか立ち上がろうとしても、気持ちがはやるばかりで呼吸を浅く繰り返す事しかできない。ズキズキと走る痛みがただの打撲ではない事を物語っていた。

また私は何もできないのか、何の為にここに残ったんだ。
奮い立たせるように自分の胸を乱暴に殴ると、がつん、と固い感触が拳に当たる。
そうだ、諦めるのはまだ早い。
一か八か、上手くいくかどうかなんてわからないけれど。
何もしないで見ているだけなんて、もう嫌だ。

懐から取り出したクナイを鬼目掛けて力の限り投げつけた。
私の手を離れたそれは空気を切り裂き、鬼の体へ突き刺さる。刹那、カクンと動きを止める帯と、その向こうから駆け寄る猪頭を視界に捉えた。

「お願い…、どうか、みんな、」

生きていて。

そう懇願したきり、朦朧とする意識に抗えず目を閉じた。

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