06 それは突然〈2〉

 


 わたしはペーパーナイフをつかって丁寧に封を切った。
 中にはかわいい花柄の便箋が入っていて、その便箋からはほんのり懐かしいイギリスの香りがするような気がした。



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森下まなみ様

 可愛いおハガキありがとう。
 あなたからのお便りが届いたとき凄く嬉しかったです。
 星條高校に通っていると思うけど、高校生活を満喫できそう?
 きっとあなたのことだから楽しめているんだと思うわ。

 さて、そちらではもう何かが起こった後だと思います。でもあなたには少しずつ理解できてきたんじゃないかしら。その友枝町で何が起こっているのか。
 詳しくは教えられないけれど、教えられる範囲であなたに教えたいと思うわ。
 あなたが変だと感じたもの、それはクロウカード。凄い魔力を持った魔術師が創りだした魔法のカードなの。
 何枚かのカードがあって、それぞれ違う能力を持っているわ。
 でもある事があってそのカード達がバラバラになってしまったの。
 そしてそれを集めようとしている女の子。それが私が見守ってあげてほしいっていった女の子よ。はかなななかく
 どうして私がこのことを知っているかはまだ言えないわ。
ただ、私もちょっとした関係者なの。
いずれまた逢う日が来るから、その時には教えられると思います。
私にはしなきゃいけない事があるから。

では、また逢える日を楽しみに。


観月歌帆



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「……クロウカード……」

 わたしは手紙の内容を、思わず声に出して読んでいた。




それは突然
(すこしずつわかってきた気がする)