風化せよ通い路絶えたまぼろしは綻ぶことなく砂塵還りき
金色の稲穂を越えてまだ生きるあのまばゆさを消し去りながら
月光に冷え冷えひかる砂漠ゆく眠りに飢えて惑った果てに
我ときみ似ても似つかぬ手指持ち似通ったのはただ首の痣
プラナリア我の細胞削ぎ落としそれでなにゆえ乞うというのか
暗闇に多くが集う色彩の見えてよかった試しなどない
空のうつわ懸命な手つきなみなみ星を注げど穴から無に帰す
―二〇二〇年七月一日
金色の稲穂を越えてまだ生きるあのまばゆさを消し去りながら
月光に冷え冷えひかる砂漠ゆく眠りに飢えて惑った果てに
我ときみ似ても似つかぬ手指持ち似通ったのはただ首の痣
プラナリア我の細胞削ぎ落としそれでなにゆえ乞うというのか
暗闇に多くが集う色彩の見えてよかった試しなどない
空のうつわ懸命な手つきなみなみ星を注げど穴から無に帰す
―二〇二〇年七月一日