諧謔
我の在りし日
腐乱せむ

短歌と俳句と詩
爪そろえ喉をただただ撫であげるゆくな季節よ血も流さずに

チャックはわずか開かれん覗くもの冥きを溢し背に揺らるる

深海に視神経も臍の緒も潰れ捩れ我は死を待つ

雨降らば汚水と川に区別なく泡立つ虹へ我も混ざりて

飛沫蹴る飛ばして遠く空高く切れない硝子で太陽刻む

言葉とは真なる吐瀉物なればこそ過食にぬくみ嘔吐に冷えん

帰り道なきがらひかる夕刻に踏み潰しては明星指せり

赤き雲空を覆いて降り注ぐ黒い雨に我らが燃える


226首〜233首

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