諧謔
我の在りし日
腐乱せむ

短歌と俳句と詩
どこにいる?頼む神とか仏とか踊る衆愚を流せよ洪水

悪夢から命からがら現逃げしかし地続き朝日が燃える

今すぐに終わりにしてくれなにもかも半紙で首吊り嗚咽の真似事

美談美化死体を飾る人々のうしろに見える繰り手繰り糸

吸う吐くをかろうじてするくちびるにねじ込むのなら菊にしようか

美化されし己がすがた浮遊する人の身勝手茨に唾を

肉体を捨て去ることがお望みの亡霊どもをついばむ鳥陰

たましいの近さ深さを愛というもううんざりだ喜劇に悲劇

盃を傾けたとて空ではね冬の砂音我を蝕む

天地に知るものぞなき偽りがなぜにこれほどつめたく鳴るか


265首〜274首

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愛する歌人たち: 云凪 りつこ