諧謔
我の在りし日
腐乱せむ

短歌と俳句と詩
今生に鎖とならぬは死ばかりか我が肉、血ですらただの桎梏

炭掬う箸かろきこと未知でなく骨の恐らく白き頃より

寒き日に芽吹く生ならこんなものロマンチストの君歌う呪詛

己が影見るのであれば玄冬か見上げた先の錦と吐息

どうですかそちらの土の感触は壊れた季節に死んでく椿

対岸のホーム犇く人々のうちに一人はもう足もない

小さき死招くという生殖へ自滅も嫌悪もまやかしだのに

ままごとはいつか壊れて然るべき規則と名乗る集団幻想

神さえも畏れぬという唇で神に触れたことさえもない

おしまいは望まぬ時ほど訪れる語るあなたの背に触れていた

構わない愛すことすらまぼろしで芽吹いた日々は嘘でないから


295首〜305首

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