諧謔
我の在りし日
腐乱せむ

短歌と俳句と詩
人の世に人のためなる法があり我は祈れり我が血の青さ

きみのこと時折取り出し眺めたり星ではないが星に似ている

散り際は惨めなものでかつてから見る影失いやっと息吐く

散り際は絵画の如き艶やかなあなたの絵の具わたしの臓腑

散り際を逃し逃して思い出す花でないこと人であること

散りゆくを永らく望み門扉開け招いた破滅人のかたちの

桜散る季節のどれほどつめたいかほら、嗅いでみて死が風薫る

あの風に擾され褪せる一片にわたしがどれだけ委ねていたいか

肉という檻を焚べよと神が説き惑う甘美さ人の本能

我が肉は死ぬため生まれたならば何故虚無の目の前足がすくむの


306首〜315首

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