聞こえたか我の胸元こんとんの潮騒めいた産声たちが
―二〇二〇年五月二九日
ゆらゆらとあたかもそれは揺籃で羊水恋し涙す夢路
―二〇二〇年五月二九日
安堵生むさりとて海は我呑まぬ義母です義母で、そう、義母でした
―二〇二〇年五月二九日
引き上げるこんとんのなか光るものときに浜辺の一粒に似た
―二〇二〇年五月二九日
袂よりすべり落ちゆく軌跡追う喧騒紛れやがて消えても
―二〇二〇年五月二九日
―二〇二〇年五月二九日
ゆらゆらとあたかもそれは揺籃で羊水恋し涙す夢路
―二〇二〇年五月二九日
安堵生むさりとて海は我呑まぬ義母です義母で、そう、義母でした
―二〇二〇年五月二九日
引き上げるこんとんのなか光るものときに浜辺の一粒に似た
―二〇二〇年五月二九日
袂よりすべり落ちゆく軌跡追う喧騒紛れやがて消えても
―二〇二〇年五月二九日